2019.9.25

1枚のCDから月間50カ国取引まで成長!…越境ECお助け隊(1)

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「通販通信」読者のみなさま、はじめまして!越境ECプラットフォーム「eBay」を主宰のイーベイ・ジャパン(株)マーケティング部です。今回から数回に渡って、「越境ECお助け隊」として、越境ECを成功させるためのコツを皆さまに伝授していきます!

 本連載では、eBayへの新規出店を検討している企業への出店支援や既にeBayに出店している企業には売上拡大のためのアドバイスを行う「イーベイ・ジャパン公認コンサルタント」がリレー形式で、越境ECを成功させるための考え方・戦略・コツをお届けしていきます。

 

 eBay公認コンサルタントは、eBayに出品し成功を収めている企業の担当者で構成するチームです!越境ECに関する基礎知識から、売上拡大のための応用知識まで、カリキュラムを受講→筆記・面接試験をパスした人のみを認定しています。試験では各企業に適したアドバイスができることが問われるため、公認コンサルタントと一緒に出店準備や売上拡大の方策を練ることは、売上アップに向けた一番の近道なのです!

 

 第1回目となる今回は、サブカルチャー商品などを50カ国超・1000通以上を毎月越境販売している(株)kumajoiの本山賢社長からレクチャーします!

 

 

CD1枚で越境参入!毎月50カ国超・1000件と取引

 はじめまして!イーベイ・ジャパン公認コンサルタントの本山です。私は公認コンサルとして各企業の導入支援を手がけながら、現役でeBayによる越境販売を行なっています。現在は、毎月1000通以上そして50以上の国と地域に商品を販売しています。

 

 

 当社が越境ECをはじめたキッカケは、秋葉原でたまたま低価格の未開封CDを見つけたことでした。その時「CDならば送料も抑えられるし、コレクターズアイテムとして海外でも欲しい人がいるのでは?」と思い、越境ECに取り組んでみることにしました。いざ試してみたところ、CDが売れ、これを皮切りに海外で人気の高いアニメグッズや日本の工具などの取り扱いを増やしていきました。そして、おかげさまで月間1000件以上の出荷をするほどまでに成長しました。

 

▽関連記事:キンケシ・ビックリマンもバカ売れ!?eBay売れ筋の最新事情

 

トラブル対応が不安?英語対応は翻訳サイト利用でOK!

  越境ECに参入するに当たって心理的に一番大きな障壁となっているのは「英語が不安・・・」という点にあると思います。ですがあえて断言します、心配ご無用です!

 

 国内ECと同様に、トラブルが少なからず発生します。越境ECでトラブルが発生した場合、やりとりは基本的に英語になります。英語対応について不安に感じるEC事業者さんの話をよく聞きますが、実際の現場では、ほぼ全ての対応が文字テキストでのやりとりです。そのため、英語が苦手であっても翻訳サイトなどを使うことでも十分対応可能です。

 

 また、購入者からの質問は同じような内容のものも多いため、事前に例文を用意しておけば顧客対応も効率的にこなすことができます。もし「英語が不安・・・」というだけで越境ECと距離を置いているのであれば、はっきり言って、大きな障壁でもないのにビジネスチャンスを逃すようなもったいないことです!是非、チャレンジしてみてください。

 

▽関連記事:越境EC実施企業、7割が「中学英語」で対応…1年目に成果も

 

越境ECはチャージバック多い?価格設定は高めが吉

 越境ECの参入に尻込みをしてしまう理由の一つに、決済周りのトラブルへの不安をお持ちの人もいると思います。実際に、海外取引は日本でのEC事業に比べてクレジットカード会社からのチャージバックが発生しやすいと、私自身も感じています。

 

 ですが、eBayを活用した越境販売では商品代金決済はPayPalを通じて行います。発送した商品の追跡番号を付与した上で、未承認取引の場合であれば万が一チャージバックが発生してもPayPalが売り手保護の制度で商品代金を補償してくれます。ですので、決済周りに関するエンドユーザーとのトラブルについては心配無用です!

 

※チャージバック=クレジットカードの不正利用などにより、クレジットカード会社が決済自体を取り消すこと。場合によっては、商品送付後に決済金額をクレジットカード会社に返金することになるケースもある。

 

 理不尽なトラブルが起きることもまた事実です。柔軟に対応できるよう、あらかじめ一定額の損失を想定した上で、数%上乗せして価格設定を決めましょう。これが越境ECを成功させるためのコツの一つです。

 

海外の人は越境EC購入に抵抗なし、1商品からでもトライを!

  国内のEC事業者が越境ECをスタートするにあたっては、さまざまな方法があります。自社で独自の越境ECを構築する方法もありますし、既存のマーケットプレイスに出す方法もあります。それぞれメリット・デメリットがあります。

 

 ただ、成功している企業に共通して言えることは「継続して越境ECを行っていること」に尽きると思います。例えば、日本では知名度があっても海外では知名度がないのであれば、毎年マイルストーンを設けながら、2〜3年かけてじっくり越境ECに取り組んでいくことで成功を掴みとることができます。

 

 最初は売上が伸びないことも多いと思います。でも海外のエンドユーザーは「日本の商品を日本から購入する」ことをすごく楽しみにしています。当社が経験したことでいうと、フィードバックで嬉しいコメントをもらったり、メッセージでありがとうと言われることはもちろん、わざわざ日本に来て直接会いに来て感謝してくれた購入者もいました。何よりも、海外の人は日本人と比べて商品を海外から購入することに対して抵抗感をあまり持っていません。

 

 eBayでは1年間に1回でも購入した人が1億8200万人(2019年度上半期・実績)います。当社のeBayアカウントでは、テストマーケティングとして日本企業の商品を販売することが可能です。もし、越境ECの取っかかりとして試してみたいという要望があれば是非とも気軽にご相談ください!

 

 次回もお楽しみに!

 


著者プロフィール:(株)kumajoi 本山賢(もとやま・さとし)

 2012年からeBayを活用して、日本のサブカルチャー商品や家電商品を海外に輸出。現在では、毎月50以上の国と地域へ商品を出荷すると同時に、越境ECエキスパートとして各種アドバイスを行う。

■(株)kumajoi

 


監修:イーベイ・ジャパン株式会社 マーケティング部

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