2019.08.23 調査・統計
キャッシュレス決済、7割が便利さ実感…利用の決め手は「還元率」
(株)GVが運営する、お金の情報サイト「まねーぶ」は21日、全国消費者調査の一環として実施した「キャッシュレス決済の利用調査」の結果を公表した。それによると、利用件数が最も多いキャッシュレス決済サービスは「楽天カード(クレジットカード)」で、決済時に重視されるのは「ポイント還元率」。約7割が「現金よりも便利」と答えていた。

消費税率アップを10月に控え、キャッシュレス事業の新サービスやキャンペーン競争が激化している。消費者負担緩和のため、ポイント還元策(9か月間実施)が施行されるなど、キャッシュレスは私たち消費者に欠かせない決済手段になりつつあるようだ。
こうした背景を受け、調査は8月初旬の3日間、20~69歳のキャッシュレス決済利用者1000人を対象に実施した。消費者向けに、キャッシュレスのメリットや利便性、普及・推進に役立つ情報の提供を目的に、ファイナンシャルプランナー・伊藤亮太氏が監修にあたった。
クレカでは「楽天カード」の利用者がダントツ
利用しているキャッシュレス決済法は、クレジットカード(1192件)が最も多かった。決済システム導入店舗数が多いこともありメジャーな決済手段といえ、なかでも、「楽天カード(364件)」はクレジットカード利用者の3人に1人が保有・利用していることが分かった。また、デビットカード利用は172件。半数が「VISAデビット(84件)」だった。

カード電子マネーはnanaco、スマホ決済ではLINE Payがトップ
交通系・流通系電子マネー(カード型)の利用件数は1175件で、「nanaco(263件)」が最も多く、次いで「Suica(240件)」「WAON(224件)」と、代表3社が割合を占めた。スマホ決済(コード決済・ポストペイ型)の利用件数は1097件で、「LINE Pay(313件)」が最も多く、次いで「PayPay(218件)」「楽天ペイ(202件)」と、大規模な還元キャンペーンを実施したサービスの利用率が目立っている。

最重要視するのは「ポイント還元率」
キャッシュレス決済時に重視する項目として、「ポイント還元率」が最も高く、次いで「セキュリティ」「利用店舗数の多さ」「スムーズな支払い」。この4項目で8割近くを占めた。決済手段の便利さに関して、現金との比較では「現金(4%)」「どちらとも言えない(27%)」に対し、「キャッシュレス決済」の支持割合は69%に達した。ポイント還元施策と利用店舗数の増加などの理由から利用しやすい環境になり、キャッシュレス決済の普及がうかがえるという。

調査を監修したファイナンシャルプランナーの伊藤亮太氏は「キャッシュレス決済手段が数多く出そろうことで、利用者が拡大し、いつでもどこでも現金を持たなくても買い物ができるようになってきている。消費税の増税に併せてさらに普及し利用店舗数が増加することが期待される。家計簿アプリなどで把握できるようにしておくと利便性を伴った使い方ができる」とコメントしている。
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