2019.1.11

ファストリ3Q、暖冬の影響で減益…ユニクロEC売上は30%増

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(株)ファーストリテイリングが10日発表した2019年8月期第1四半期(9~11月)決算における、国内ユニクロ事業のEC売上高は前年同期比30.9%増の237億円となった。

 

 

連結の営業利益は暖冬による売り上げ不振で8.1%減に

 連結売上高が前年同期比4.4%増の6444億6600万円、営業利益が同8.1%減の1046億6500万円、四半期利益は同6.4%減の734億7600万円となった。

 

 減益は、国内ユニクロ事業がECを除いて暖冬により売上不振だったこと、値引販売を強化したことにより粗利益率が計画に対して若干下回ったことが要因。売上総利益率は前年同期比で1.0ポイント低下し、販管費率は同1.3ポイント上昇した。

 

ユニクロECはアプリ会員の増加などが増収に寄与

 国内ユニクロ事業では、売上収益は同4.3%減の2461億円、営業利益は同29.9%減の379億円と減収減益に。その一方で、Eコマースの売上高は同30.9%増の237億円と好調に推移し、売上構成比が前年同期の7.0%から9.7%へと上昇した。特に12月は、中旬からの気温低下に伴って防寒衣料の販売が好調だったことに加え、値引販売を強めたことにより、売上が前年比で5.2%増加。アプリ会員の増加、話題性のあるコラボ商品や検索数の多い商品を中心としたSNSでのニュース発信、店舗受取りサービスの拡大などが功を奏した。

 

 収益面では、社内の為替レートの円安による原価率の上昇、冬物商品の値引き販売を強めた結果、売上総利益率は同3.2ポイント低下。売上高販管費率は、物流費の増加、有明倉庫の自動化などによる減価償却費の増加で、同2.2ポイント上昇している。ただし、有明倉庫の自動化により、1件あたりの物流費は低下。効率化も進んでいる。

 

 海外ユニクロ事業では、売上収益は同12.8%増の2913億円、営業利益は同12.6%増の525億円と増収増益に。中でも、中国大陸の営業利益は2桁増益と好調。中国大陸でのEコマース販売は、店舗とEコマースの融合の強化により2桁増収を継続している。また、米国では地域ごとの商品構成を見直したことや、Eコマース販売の高い成長が継続したことで、大幅な増収増益となった。

 

 ジーユー事業では、売上収益が同7.7%増の654億円、営業利益が同4.9%減の85億円、グローバルブランド事業では、売上収益が1.8%増の407億円、営業利益が同9.9%減の27億円を計上し、それぞれ増収減益だった。

関連記事