母親の寄り添い養育が「好奇心・がんばる力」に影響…国際教育調査

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(株)ベネッセホールディングスの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」は8日、アジア3カ国とフィンランドの都市圏で、幼児期の子どもを持つ母親を対象に実施した「幼児期の家庭教育国際調査」の結果を発表。いずれの国でも母親の「寄り添い型養育態度」が、子どもの好奇心や「がんばる力」の発達に影響していることが分かった。

 

 

 同調査は、母親の子育て意識・実態および小学校入学に向けて幼児期に育むべき力として設定した「学びに向かう力」「文字・数・思考」「生活習慣」について、国による共通点や相違点を明らかにしたもの。日本のほかに、中国、インドネシア、フィンランドを調査の対象としている。

「学びに向かう力」は好奇心>がんばる力・自己抑制

 このうち「学びに向かう力」については、4カ国で文化的環境が異なる中、「好奇心」(=新しいことに興味が持てる)、「協調性」(=友だちなど周囲の人と協力することができる)、「自己主張」(=自分がしたいこと、欲しいものが言える)、「自己抑制」(=ルールが守れる)、「がんばる力」(=あきらめずに挑戦できる)で構成されていることが判明。また、いずれの国でも「好奇心」の得点がもっとも高く、「がんばる力」や「自己抑制」は、得点が低い傾向が見られた。さらに母親の「寄り添い型養育態度」が、「好奇心」や「がんばる力」の発達に影響していること、「好奇心」や「がんばる力」を育てる上で、保護者の関わり方が重要になることも分かった。

 

 各国の保護者が力を入れている子育て方針については、日本などのアジア圏では、「学びに向かう力」に関連した「他者への思いやり持つこと」(日本96.1%、中国97.1%など)、「生活習慣」に関連した「社会のマナーやルールを身につけること」(日本97.5%、インドネシア97.4%など)が高い傾向にあり、北欧のフィンランドでは「学びに向かう力」に関連した「他者への思いやり持つこと」、「生活習慣」に関連した「基本的生活習慣を身につけること」「社会のマナーやルールを身につけること」がいずれも100%と高くなっている。

 

 これらの調査結果について同社は、チャイルド・リサーチ・ネット主催「アジア子ども学交流プログラム第2回国際会議」(開催期間3月17日~18日)の中で発表する予定で、さらに今年の夏頃「母親のワーク・ライフ・バランス」に焦点を当てた分析結果を発信する。

 

「ベネッセ教育総合研究所」

 

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