約5人に1人が購入をきっかけに新しい趣味を発見

イプソスが実施した最新の調査によると、日本の消費者はTemuを通じて新しい趣味を発見し、関心を深めていることが明らかになった 。調査では、回答者の22％がTemuでの購入をきっかけに新たな趣味を始め、33％がこれまで手が出しにくかった、他にはないものを手に入れることができたと答えている 。

2025年8月に公表されたこの調査は、TemuがEコマース（EC）を通じて、日本における新しい趣味を始める際に従来妨げとなっていた障壁を取り除いていることを示唆している 。これまで費用面や専門的な機材へのアクセスが限られたため、より多くの人々が多様な活動に参加できるようになった。

趣味関連商品が人気購入カテゴリーの上位に

日本のTemuユーザーの間では、趣味関連の商品であるアクセサリー・ジュエリー、スポーツ用品、アウトドア用品がプラットフォーム内の人気購入カテゴリー上位6位にランクインした 。

調査によれば、回答者の8％がTemuを利用したことをきっかけにスポーツ用品を購入し始め、7％はアウトドア用品を購入し始めた 。また、11％はこれらの趣味を通じて副収入の機会を見出していた 。

重視されるコストパフォーマンスと商品ラインナップ

2025年3月のEC調査によると、Temuやその他のプラットフォームの利用者は「コストパフォーマンスの高さ」と「幅広い商品ラインナップへのアクセス」を重視していると答えている 。これは、生活費の上昇や経済的な不確実性が高まる中で、人々が趣味にお金を使う際にも、その参入障壁が手に負える範囲に収まっていることを前提としている、という現代の消費者心理を反映した結果と言えるだろう。

Temuで見つけた水耕栽培キットが、フモト氏の暮らしを変えた

このことは、愛媛県在住のデザイナー・フモト氏（fumoto-lab.com）の体験にも具体的に示されている。 何気なくTemuを眺めていたところ、高性能の水耕栽培キットを発見し、家族の暮らし方が一変し、よりサステナブルになったという 。

「野菜が育ち、一緒に収穫するのはお金では買えない喜びです」とフモト氏は語る 。個人的な実験として始まったことが、やがて家族のプロジェクトに発展。自家栽培の野菜は、暮らしに彩りを与えるだけでなく、食料価格の変動が気になる昨今、家計にもささやかながら貢献しているという。

フモト氏がTemuで購入した容器を使い、自宅で水耕栽培する様子

バンライフを送るマド氏を支える、Temuのコストパフォーマンス

マド氏（@mado_pino）は2024年の間に300日以上かけて、日本各地を一人で旅し、車中泊や星空の下でのキャンプ生活を送った 。彼のノマド的なライフスタイルは、コンパクトで柔軟に使える道具と綿密な計画を必要とする 。

Temuはその生活を支える重要なパートナーとなり、スマートな収納グッズや手頃な価格のキャンプ用品を提供し、彼のノマド的な生活を可能にした 。「Temuではいつも自分のライフスタイルに合った道具が見つかります」とマド氏は語る 。

「アウトドアライフの本質は高級ブランドで装備を整えることではなく、自然を楽しむことです。Temuでコストパフォーマンスの高いギアを見つけるのがとても楽しい。色やデザインの選択肢も豊富で、自分のライフスタイルを支えてくれます」とも語った 。

旅の途中で休憩するマド氏

趣味は余暇から、生活を豊かにする手段へ

これらのTemu利用者の声は、デジタル市場が新しい趣味の発見やライフスタイルの変化に大きく貢献している調査全体の結果とも一致する。フモト氏やマド氏のように、趣味は単なる余暇を超え、そして生活そのものを変える手段となりつつある。今後、Temuが日本のEC市場においてどのような進化を遂げ、消費者のライフスタイルにさらなる変化をもたらすのか、その動向が注目される。

▼Temu公式サイト
https://www.temu.com/
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