2025.09.09 行政情報
消費者庁、機能性表示食品の報告書を全面開示…提訴から7年、最高裁判決を踏まえ判断
機能性表示食品の検証事業報告書の開示を求めた訴訟で、最高裁が高裁へ差し戻すと判断したことを踏まえ、消費者庁は9月9日、ホームページ上で報告書を全面的に公表した。報告書では、検証の結果、届出書類に機能性関与成分の分析方法の詳細を記載していない届出や、製品中の成分含有量が届出情報を大きく下回る製品などが見つかったとしている。
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差し戻し審の判決を待たずに公表
原告の佐野真理子氏(主婦連合会参与、食の安全・監視市民委員会共同代表)は報告書の開示を求め、2018年2月、国を相手取って東京地裁に提訴。一審と二審は、報告書の大部分を不開示とした消費者庁の対応を支持したが、最高裁は今年6月6日、原判決を破棄し、高裁へ差し戻すと判断した。
取材に対し、消費者庁では「最高裁の判決を精査した上でその趣旨を捉え、消費者などの利益を考慮し、差し戻し審の判決を待たずに公表することを判断した」(食品表示課)と話している。
非開示だった検証手法やデータなどが明らかに
一審判決の後、機能性関与成分名など一部の情報が開示されたが、検証手法やデータ、考察などの大部分については非開示となっていた。提訴から約7年を経て、今回、消費者庁は報告書の全文を公表した。
報告書は、消費者庁から委任された国立医薬品食品衛生研究所が検証し、取りまとめた。146件の届出を対象に分析方法を示す資料を検証した結果、68件の届出について追加資料の提出を要請。これにより62件が変更届出を行い、6件が届出を撤回した。
(木村 祐作)
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