2024.10.25 行政情報
VTuber動画作成のカバーに勧告 イラスト作成などで下請事業者が無償でやり直し…公取
インターネット配信の「VTuber動画」に用いるイラストや動画用2Dモデルなどの作成を下請事業者に委託し、不当にやり直しを無償で行わせていたとして、公正取引委員会は10月25日、VTuber動画の作成を手がけるカバー(東京都港区)に対し、下請法違反により、法令順守体制を確立するよう勧告したと発表した。
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下請事業者23者が合計243回のやり直し
カバーは、「VTuber動画」の作成や動画配信などを展開。「VTuber動画」などに用いるイラスト、動画用2Dモデルまたは動画用3Dモデルの作成を下請事業者に委託している。
公取の調べによると、同社は2022年4月から23年12月までの期間、下請事業者に対し、発注書の仕様などからは判断できないやり直しを無償で行わせていた。不当なやり直しは下請事業者23者に対し、合計243回に及んだ。
事例を見ると、同社は下請事業者Aに対し、動画用2Dモデルの作成を発注し、受領後に、発注書の仕様などからは必要であることが判断できないやり直しを無償で7回行わせていた。そのうちの3回は、検査期間を納入後7営業日以内としていたにもかかわらず、期間を経過した後に行わせていた。
期日までの支払いを怠る
下請法は、下請事業者に責任がないのにもかかわらず、費用を負担せずに、発注の取り消しや内容変更、やり直しを行わせることを禁止している。
公取は同社に対し、無償でやり直しを行わせたことによる費用を速やかに下請事業者へ支払うことや、下請法を順守する体制の確立などを行うよう勧告した。
また、同社は2022年7月から今年2月までの期間、不当にやり直しを行わせたことにより、予め定めた支払期日までに代金を支払っていなかった。公取は同社に対し、改善措置を取ることなどを指導した。
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