会社名とサービス名称も変更

両社は2018年に合弁で楽天西友ネットスーパーを設立。「楽天西友ネットスーパー」を17都道府県で展開し、西友の店舗網と3カ所の物流センターによって供給能力を強化してきた。

楽天では単独運営への移行に伴って、意思決定の迅速化により早期の収益改善を目指すとしている。約1年間の移行期間を経て、会社名とサービス名称を変更する予定だ。

倉庫型ネットスーパー事業を単独で展開

今後単独で展開する倉庫型ネットスーパー事業については、「楽天エコシステム」の活用とネットスーパーの商圏拡大を通じた新規顧客の獲得を目指す。キラー商品やカテゴリーなどの顧客育成ドライバーを仕組みとして浸透させることで、購買回数や購買金額を引き上げる。

品ぞろえの見直しを通じた粗利率の向上、物流網の再構築を通じた配送効率の向上にも取り組む。利便性の高いサービスとして提供し、国内ネットスーパー市場のリーディングカンパニーを狙う。

両社の協業は継続し、楽天のポイントプログラムを軸とした顧客獲得プロモーションやデジタルマーケティング施策、実店舗に導入済みのキャッシュレス決済などで協業を深めていく方針としている。

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