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2023.11.02 行政情報

加工食品の「包装前面栄養表示」導入へ検討開始…消費者庁が初会合

消費者庁は2日、「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」の初会合を開き、栄養成分表示を加工食品の包装正面に記載する「包装前面栄養表示」の導入に向けた議論を開始した。今年度中に中間取りまとめを行う。

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健康・栄養政策で食塩摂取量の低減を重視

 栄養成分表示制度では、加工食品の容器包装に「熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム(食塩相当量)」の表示を義務づけている。しかし、消費者からは「表示事項が多すぎて見にくい」「容器包装の底面など目立たないところに表示されているため見つけにくい」という不満が多い。また、国連のコーデックス委員会が「包装前面栄養表示ガイドライン」を策定し、海外諸国では包装の正面部分に栄養成分表示を記載する取り組みが進められている。
 例えばメキシコでは、高エネルギーの加工食品や糖類を多く含む飲料に警告文の表示を義務化。フランスでは任意表示により、色分けとアルファベットを用いて、食品中の熱量・たんぱく質・飽和脂肪酸・糖類・ナトリウム・食物繊維・野菜類・果実類などをランク付けしている。
 検討会は厚労省の健康・栄養政策に沿って、表示方法を検討する方針だ。「日本人の食事摂取基準」や「健康日本21」などの動向を念頭に置いて議論する。厚労省では、特に食塩摂取量の低減を重視。日本人の食塩摂取量は平均10.1gで、ほかの先進諸国よりも多く、生活習慣病の原因となっている。

現行の栄養成分表示を補足する観点から検討

 検討会で消費者庁は、コーデックス委員会のガイドラインを踏まえ、包装前面栄養表示を導入する方針を提示。その際、現行の栄養成分表示を補足する観点から検討すると説明した。健康・栄養政策との整合を踏まえ、包装前面栄養表示で取り組むべき栄養課題や、消費者が活用しやすい表示方法などを論点に挙げた。
 出席した委員からは「現行の100g当たりという表示単位はわかりにくい」、「減塩を優先すべき。減塩は日本だけでなく、国際的にも優先度が高い」などの意見が聞かれた。

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(木村 祐作)






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