2023.09.19 調査・統計
ECサイトで食材購入時の梱包、76%が「過剰だと感じていない」
レッドホースコーポレーション(株)が運営する農林畜水産物の産直サービス「産直アウル」は、19日からのSDGs週間に合わせて、産直アウルのユーザーと生産者に、食品ロス、過剰包装に関する意識調査を実施した。結果から、双方が規格外野菜や未利用魚といった訳あり品の販売・購入を通じて食品ロス削減に積極的に取り組んでいる姿が見えてきた。

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出品件数・売上とも4倍以上に増加
調査は8月29日~9月5日。産直アウルの登録ユーザー1247人と、登録生産者112人に聞いた。それによると、産直アウルユーザーが食材購入の際に重要視するのは、53.0%が「鮮度・味」。次いで「安全性」(15.2%)、「価格」(13.2%)、「国産」(8.2%)などとなり、食材を購入する上で「見た目」の重要度は低いことが分かった。これを受け、訳あり商品の購入体験を尋ねると、87.2%が「ある」と回答。実際に、2021年と22年の産直アウルにおける訳あり品の出品件数、売上を比べると、ともに4倍以上に増加している。訳あり品への需要は高まっているが、一方で、生産者からは「訳あり品を出品することで正規品の売上に影響が出てしまう」という懸念の声も上がっているのも事実。
そこで、「訳あり品購入後にその生産者の正規品を購入したことがあるか」について聞いたところ、51.7%が「ある」。理由は、「訳あり品がおいしいので正規品も食べてみたくなった」(66.9%)、「周囲に紹介したくなった」(15.8%)、「生産者のファンになった」(14,4%)など。訳あり品をきっかけに、さまざまな好循環が生まれていることも分かった。
ECサイトからの自分用購入では見栄えを軽視
産直アウルの登録生産者に、営農・営漁をする上で取り組んでいるSDGs活動について尋ねると、「規格外野菜や未利用魚の出品」(49.1%)が最多だった。これらから、生産者、ユーザー双方が規格外野菜や未利用魚といった訳あり品の販売・購入を通じて食品ロス削減に取り組んでいることが分かる。昨今、SDGsを意識した活動が注目される中、過剰包装が指摘されることも多いことから、過剰包装だと感じる場面について産直アウルユーザーに聞いた。その結果、回答は分散したが、「ネット通販(電化製品)」が最も多い回答として挙がっていた。一方、ECサイトでの食材購入の梱包は、76.7%が「過剰だと感じていない」と答えていた。
生産者アンケートで尋ねた「現在取り組んでいるSDGs活動」の結果が、「規格外野菜や未利用魚を出品する」の次に「簡易包装」(42.9%)が多かったことから、簡易包装に取り組む生産者の努力がユーザー側にも伝わっているとも捉えられる結果となった。
産直アウルユーザーECサイトで食材を自分用に購入する際に梱包で重要視する点をランキングで尋ねると、「商品保護の機能」(55.2%)と「廃棄しやすい」(51.1%)を挙げる人が多かった。一方、「キレイ・豪華・おしゃれに見える」の項目には4番目以下での回答が多く、自分用での購入では、見栄えに対する重要度は低いことが改めて分かる結果となった。
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