「AI・Web3戦略」「GX戦略」などの3本柱
新経連が提唱するJX促進のための催しとして、経営者や政治家、専門家らを招いた「日本の未来ビジョンを語り合うイベント」を3日に開催。ここでの議論を参考に、「人・知・カネが集まるイノベーション大国に向けた戦略」「AI・Web3戦略」「GX戦略」を柱とした各戦略を『JX宣言』という形でまとめ、提言した。
特に、世界を変えるデータテクノロジーに対応する『AI・Web3戦略』については、AIとWeb3は相互に影響しながら資本主義を新しい段階に移行させるとし、内向きの議論ではなく、グローバル市場を意識しながら、官民ともに戦略を構築する――との観点からの提案となった。
ChatGPTの公開以降、急速に高まるデータテクノロジーへの関心は、社会や企業にどのような変革をもたらすのかという点にある。日本の競争力向上と経済力復活のために必要な施策について意見が噴出した3日のイベントでも、多様な視点からの考えが披露された。
日本では新しい技術のネガティブな側面がときに過剰に強調され、その可能性と経済的インパクトを掴みそこねることがこれまでにもあった。また、良い技術を持っていてもそれをグローバルに展開することができない事例が後を絶たない。そうした過去を踏まえて日本がとるべきグローバル戦略や、AIネイティブな子供たちの可能性についての期待が示されていた。
財政的支援、税制改革、規制改革などを総動員
新経連はこれを受け、日本が持つ付加価値(ポップカルチャー、伝統文化、食、観光体験など)をグローバルに展開させる手段として活用する。AIについて課題を認識したうえで、使い倒すことを前提としたルールづくりをし、国際的なルールメーキングへの貢献を強調。
台湾におけるローカルガバメントでのWeb3の使い方などに学び、とり入れるべきものは積極的にとり入れる。これから新しく起きるテクノロジー革命に対応するためには、ルールを置き換えることだけでなく、アーキテクチャを変える。いままでの政策体系や過程を所与とせずに、財政的支援、税制改革、規制改革など各種政策を総動員する必要性を進言した。
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