2023.06.03 コラム
インスタのリールとは?いいねが集まるリール作成のポイント
インスタのリールはスマホで気軽に見られるため若い世代を中心に人気を集めています。本記事では、インスタのリールの概要からリールと似た機能、リールを投稿するメリットについて解説します。記事の後半では、いいねが集まるリールを作成するポイントや注意点について触れているため、リールの投稿を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インスタのリールとは
インスタのリールとは、インスタグラムでショート動画を投稿できる機能です。主に以下のような特徴を持っています。
・縦画面で動画を投稿できる
・動画の長さは15秒から90秒
・BGMやエフェクトを動画に付けられる
・人気動画はインスタグラムのおすすめ欄に表示されるため、自分のフォロワー以外にも動画を見つけてもらいやすい
スマホで気軽に見れてスキマ時間の暇つぶしに丁度良いため、多くのユーザーがリールを閲覧しています。
インスタのリールと似た機能・SNS
インスタのリールと似た機能やSNSには以下のものがあります。
①ストーリー(インスタ)
②TikTok
③YouTubeショート
順番にインスタのリールとの違いを解説していきます。
①ストーリー(インスタ)
ストーリーは、投稿してから24時間で閲覧できなくなるのが最大の特徴です。また、リールでは最大90秒の動画を投稿できますが、ストーリーでは最大15秒しか動画を投稿できません。15秒以上の動画を投稿すると、動画が自動で15秒の1ストーリーずつに分割されます。つまり、30秒の動画をストーリーに挙げると15秒ずつに区切られた2つのストーリーが作成されるイメージです。
また、コンテンツを届けるターゲットにも違いが見られます。リールは自分のフォロワーだけでなく、自分のフォロワー以外のユーザーに対しても動画を届けやすいのに対して、ストーリーは自分のフォロワーにしか表示されないためフォロワー外には動画を届けにくいです。そのため、ストーリーは自分のフォロワーとコミュニケーションを取るために使用している人が多いです。
②TikTok
TikTokは、ショート動画専用のSNSです。インスタグラムのように画像の投稿はできません。TikTokは、15秒から60秒ほどのショート動画が主流ですが、10分と比較的長い動画も投稿できます。TikTokを利用しているユーザーの平均年齢は34歳です。これは、インスタグラムを利用しているユーザーの平均年齢よりも若く、TikTokはより若いユーザーに動画を届けられます。
近年はTikTokから話題の音楽やダンスが生まれているため、流行を作りやすいのもTikTokの特徴の一つです。
③YouTubeショート
YouTubeショートは、YouTube上で最長60秒の動画を投稿できるサービスです。インスタグラムでは最長で90秒の動画を投稿できるため、YouTubeショートの方が投稿できる動画の長さが短いのが特徴です。YouTubeはインスタグラムよりも幅広い年齢層のユーザーが利用しているため、YouTubeショートでは高い年齢層の方にも情報を届けられます。
また、YouTube利用者の男女比は男性50:女性50ですが、インスタグラムの男女比は男性40:女性60です。このように男女の利用比もYouTubeショートとインスタリールの違いの一つとなっています。
日本の動画広告の市場規模
2022年にサイバーエージェントとデジタルインファクトは、国内の動画広告の市場規模予測を発表しました。その結果によると、2022年の国内の動画広告の市場規模は、5,497億円でした。
2025年には動画広告の市場規模は1億円を超えると予測されています。この背景には、スマートフォンやインターネットの普及など様々な要因がありますが、ショート動画の人気も動画広告の市場規模が拡大している要因の一つと言えるでしょう。
リールを投稿するメリット
リールを投稿するメリットには、以下3つが挙げられます。
①フォロワーの増加に繋がる
②自社商品・サービスの認知が高まる
③手軽に投稿できる
順番に解説していきます。
①フォロワーの増加に繋がる
メリットの1点目は、フォロワーの増加に繋がる点です。ユーザーの興味を引く動画が投稿できれば、リールを見たユーザーはアカウントのプロフィール欄に訪れ、自分のアカウントをフォローしてくれる可能性が高まります。
②自社商品・サービスの認知が高まる
メリットの2点目は、自社の商品やサービスの認知が高まる点です。投稿したリールがおすすめ欄に掲載されると一気に閲覧数が増加します。これにより、新規顧客を獲得するチャンスに繋がります。
③手軽に投稿できる
メリットの3点目は、手軽に投稿できる点です。YouTubeに動画を上げるとなると撮影機材を揃えたり、撮影した動画を編集したりと手間が多いです。しかし、インスタのリールであればスマホ1台で撮影から編集まで可能です。インスタであればBGMを載せたりエフェクトを入れたりといった編集が素人でも簡単にできます。これにより、動画編集を外注する必要がなくなり経費を削減できます。
いいねが集まるリールを作成する際のポイント
いいねが集まるリールには次のような共通点が見られます。
①人気の音楽を使用する
②動画のテンポを意識する
③トレンドを取り入れる
④冒頭の1~3秒で視聴者の心を掴む
⑤作成したリールはストーリにも上げる
そして、この共通点を意識してリールを作成することがいいねが集まるリールを作成するコツになります。以下で詳しく解説していきます。
①人気の音楽を使用する
音楽は動画の印象を大きく左右します。コンテンツの内容に合った音楽や流行りの音楽を取り入れましょう。また、インスタには同じ音源を使用しているリールを表示する機能があります。そのため、人気の音源を使用したリールであれば、音源表示から自分が投稿したリールを見てくれる人が集まる可能性が高まります。
②動画のテンポを意識する
リールは15秒から60秒と短いため、テンポが重要です。再生数が高いリールの共通点として、早送りを有効的に活用して動画のテンポをあえて早めているといった特徴があります。
テンポが悪いリールはユーザーのおすすめに表示されたとしても動画が最後まで見られず、次のリールへと飛ばされてしまう可能性が高まります。"
③トレンドを取り入れる
トレンドを取り入れたリールを作成すると興味を持ってくれる視聴者が増えやすくなります。具体的に、流行りのアニメの曲をBGMに使用したり、流行りの商品紹介の方法を自分のリールに取り入れると良いでしょう。
④冒頭の1~3秒で視聴者の心を掴む
リールの視聴者は、最初の数秒でこのリールを見るか飛ばすか判断しています。そのため、冒頭の1〜3秒で視聴者の心を掴む必要があります。具体的に、「入居が決まったらすぐにやるべきこと」や「〇月に買って良かった購入品紹介」など何の情報を伝えるリールなのかを冒頭で明記すると良いでしょう。
⑤作成したリールはストーリーにも上げる
作成したリールは必ずストーリーにも上げましょう。インスタを利用するユーザーの中には、自分がフォローしているユーザーの投稿は全て見ないけどストーリーは全部見るといったユーザーもいます。作成したリールをストーリーに上げることで、より確実に自分のフォロワーにリールを見てもらえる確率が高まります。
リールを作成する際の注意点
本項目ではリールを作成する際の注意点を3点解説します。
①動画がぼやけてないか確認
ぼやけている動画は、見ているユーザーにストレスを与えてしまいます。そのため、撮影する際はレンズが汚れていないか、ピントが合っているかを必ず確認しましょう。
基本的にリールの撮影はスマホで問題ありませんが、より画質にこだわるのであれば歩きながらでも撮影がしやすく手振れ補正に優れているGoProや撮影用途に合わせてレンズの交換ができるミラーレスカメラを使用するのも良いでしょう。
②音声が聞きづらくないかを確認
音声も非常に重要です。声がこもったり、音割れしていると伝えたい内容がユーザーに上手く伝わりません。手軽に音割れを防ぎたい方は、スマホに付ける外付けのマイクを付けるのがおすすめです。
③動画内に使用されている文字サイズが適切かを確認
撮影した動画に会話のテロップを入れると見やすいリールになります。しかし、文字が小さすぎたり、大きすぎたりすると見づらいリールになってしまいます。特に、PCで編集した動画をリールに載せる場合は注意が必要です。PCの画面上では見やすい文字サイズだったのに、スマホで観ると文字が小さくて読みにくい可能性があります。
そのため、完成したリールがスマホの画面で見やすいかどうかを投稿する前に必ず確認しましょう。"
企業のインスタリールの活用事例
本項目では、企業のリールの活用事例を2つご紹介します。
事例1:デリッシュキッチン
デリッシュキッチンでは、おかずやスイーツの作り方をリールで発信しています。手順が手際よく知れ、今日の夕飯を何にしようか悩んでいる人がサクッと見るのにピッタリです。デリッシュキッチンのフォロワーは、2023年5月現在、465万人です。
事例2:ニトリ
家具や生活雑貨を販売しているニトリでは、実際にニトリで取り扱っている商品の使い方や魅力について発信しています。時にはニトリの商品を紹介してくれたインフルエンサーとのタイアップ投稿も行っており、実際のユーザーの感想を公式アカウントのリールから見られます。ニトリのフォロワーは、2023年5月現在、134万人です。
まとめ
本記事では、インスタのリールについて解説しました。インスタのリールは、その手軽さから今後も盛り上がりを見せることが予想されます。リールの投稿を検討している方は、ぜひ本記事を参考にリールを作成してみてください。
また、インスタグラムでの売上拡大を目指している企業の方には、下記の資料も参考になるはずです。
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