ウェブインバウンド・越境EC支援を行う「World Shopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を展開する(株)ジグザグが22日発表した『越境EC利用調査』の結果によると、訪日経験がある海外在住ユーザーは日本商品の購入意欲が向上。越境ECを利用する海外ユーザーは、日本の「ファッション」「カルチャー」に注目していた。
日本の情報収集、英語圏は「ネットニュース・アプリ」・アジア圏は「Instgram」が最多
調査は3月30日~4月5日。10代~60代男女を対象に、英語圏(アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス)から121人、アジア圏(台湾・香港)から160人に聞いた。
それによると、「日本に関する情報収集源」は、英語圏では「ネットニュース・アプリ」が最も多く53.7%、アジア圏では「Instgram」で58.1%だった。英語圏では「YouTube」の利用も50.4%とアジア圏(31.9%)に比べて高い傾向にあり、動画でも積極的に日本の情報を収集している様子がうかがえる。アジア圏では「SNS」の中でも「Instagram」「Facebook」(47.5%)が上位となり、友人・知人の投稿やコミュニティからの情報を参考にしているようだった。
ジグザグと、海外ビジネス支援サービスを提供する(株)Resorzが共同で公開した「ウェブインバウンド・越境EC白書」で実施した調査では、「訪日経験者」と「訪日未経験者」では、日本のECサイトでの購入経験に差があることが判明した。
日本カルチャーに関連のある商品が人気に
英語圏では「訪日経験あり」と回答した人の84.5%が「(日本のECサイトで商品の)購入経験あり」と回答し、訪日したことがない人に比べて24ポイント高い結果となった。アジア圏でも訪日経験者の購入割合が高く、「日本商品の購入経験割合」も英語圏に比べて高い様子がうかがえた。
日本の商品を購入した経験がある人の商品カテゴリーは、英語圏では「アニメ・玩具・ゲーム」が最も多く43.8%、「ファッション」が42.9%、「アート・ハンドメイド」が30.6%だった。3位以下でも「書籍」(28.1%)、「音楽・映像・DVD」(26.4%)、「ビデオゲーム」(20.7%)など、日本カルチャーに関連のある商品の人気が高かった。
アジア圏では、「ファッション」が最も高く56.2%、続いて「靴・バック」が31.3%だった。英語圏の購入カテゴリと比較するとアパレルカテゴリの人気が高いことが分かる。また、英語圏ではランクインしなかった「グロッサリー・グルメ」が20.6%と、越境ECを利用して食品も購入していることがうかがえた。
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