2023.05.12 調査・統計
eBay越境ECトレンド23年1Q、成長率1位は「デジタルカメラ」
世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay」への出店を通じ、日本セラーの越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパン(株)は11日、2023年度第1四半期(1月~3月)に日本のセラー(販売者)から出品されたアイテムの販売動向を発表した。

eBayスマホアプリの出品対応でスマホからのトレカ出品が拡大
人気の出品カテゴリーは大きく変わらないものの、コロナ禍と円安が落ち着きを見せていることで、外出用のジュエリーや低価格帯の商品が人気となるなど、売れ筋商品のトレンドには変化が現れる結果となった。また、6年ぶりに開催されたWBCなどで投打に大活躍の大谷翔平選手の関連商品は、さらに売上を伸ばしている。
併せて、1月からeBayのスマホアプリが日本からの出品にも対応。トレーディングカードをスキャンすると、自動的にタイトルや商品詳細が翻訳されて表示される、アプリならでは機能が好評で、スマホからのトレカ出品が増えるという動きも見られた。
『カテゴリーランキング』(取引額TOP10)は、1位「レディースアパレル&バッグ ブランド小物(前期1位)」、2位「時計・パーツ&アクセサリー(2位)」、3位「アニメアート&キャラクターグッズ(3位)」、4位「カメラレンズ・フィルター(5位)」、5位「フィルムカメラ(4位)」、6位「トレーディングカード(6位)」、117位「自動車おパーツ(7位)」、8位「ビデオゲーム(9位)」、9位「メンズアパレル&バッグ ブランド小物(8位)」、10位「デジタルカメラ(11位)」。
TOP10の顔触れに大きな変化はなく、9位までが前期と同じカテゴリーが並んだ。1位~3位は22年第1四半期から5期連続で変わっていない。また。前々期から12位→11位と成長していたデジタルカメラは今期も著しい伸びを見せ、ついにTOP10入りを果たした。
円安傾向の落ち着きで世界のバイヤーの消費傾向に変化
『成長率TOP3』(前年同期比)は、1位「デジタルカメラ(62%増)」、2位「自動車パーツ(46%増)」、3位「ビデオゲーム(40%増)」。デジタルカメラは、21年のトレカ、22年の高級腕時計のように年間を通じた成長カテゴリーとなるか注目だ。自動車関連商品はeBay.comの中でも最大規模のマーケットを持ち、特に近年の日本車ブームで高い需要をキープしている。
イーベイ・ジャパンは今後について、円安傾向の落ち着きで、アメリカをはじめとした世界のバイヤーの消費傾向に変化が見え始めた。その影響が日本市場にも押し寄せ、各カテゴリーの伸び率は前期と大きく異なるものとなった。中でも、「自動車パーツ」はさらなる拡大が期待できる。日本特有のトレーディングカード、アニメグッズ、ゲームなどは世界での人気に拍車がかかっており、今後も日本の売上の中心的存在になると予想されるとした。
さらに、第2四半期以降は、今後の為替の動向や、日本の水際対策の緩和によるインバウンド需要の動向にも影響を受けることになると思われるが、世界がグローバル化する流れは長期的に見ると越境ECにとってもよりプラスになると予測している。
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