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2023.05.06 コラム

メディアレップとは? ネット広告代理店との違いや依頼メリットを解説

メディアレップとは、WEB広告を専門にした代理店のことです。本記事では、メディアレップの概要から広告代理店との違い、メディアレップの仕事内容、メリット・デメリットを解説しています。メディアレップに依頼を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

メディアレップとは

 メディアレップとは、「medhia representative」の略語で、WEB広告を専門にした代理店を指します。WEBメディアの視点から見ると、メディアレップは、自社のWEBサイトに掲載する広告を代わりに販売してくれる存在です。通常、自社サイトに他社の広告を掲載して広告掲載費を得る場合、自ら広告掲載希望者を募集する必要がありました。しかし、メディアレップの登場により、広告掲載希望者を募集、選定といった工数を使用することなく、自社サイトに他社の広告を掲載して広告掲載費を得ることが可能となりました。このように、メディアレップは、WEB広告媒体社と広告主を繋ぐ役割を担っています。

メディアレップと広告代理店の違い

 メディアレップと似た存在として挙げられるのが、広告代理店です。しかし、メディアレップと広告代理店には、以下2つの違いが見られます。

①:取り扱うメディアの種類
②:卸売りか小売か

①:取り扱うメディアの種類

 メディアレップは、WEB広告のみを取り扱っています。一方で、広告代理店は、WEB広告に限らずテレビCMや新聞・雑誌広告、街頭広告など複数種類の広告を取り扱っています。このように、取り扱うメディアの種類がメディアレップと広告代理店では異なります。

②:卸売りか小売か

 メディアレップは広告主に対してだけではなく広告代理店にWEBメディアの広告枠を販売することもあります。

 メディアレップは卸売業者のような存在です。一方で、広告代理店は小売業者のようにテレビCMや新聞・雑誌広告、街頭広告などの広告枠を販売しています。このように、卸売りか小売かという立場で両者は異なります。

メディアレップと広告代理店、どちらを利用するべきか

 広告主がWEBメディアに広告を掲載する場合、直接掲載媒体に営業する以外に、「メディアレップを利用する」もしくは「広告代理店を利用する」の2通りの選択肢が選べます。では、メディアレップと広告代理店どちらを利用するのが良いのでしょうか。結論を言うと、「広告を出す媒体がWEBメディアと決定している場合はメディアレップに依頼」、「広告を出す媒体がまだ定まっていない場合は広告代理店に依頼」するのがおすすめです。広告代理店の場合はWEB媒体以外にも広告枠を持っているため、どの媒体に広告を出せばよいか幅広い相談が可能です。

メディアレップの仕事内容

 メディアレップの主な仕事内容は、以下の通りです。

①:広告の管理
②:純広告の販売
③:広告の代理運用

 順番に解説していきます。

▽広告の管理

 テレビCMや雑誌、新聞などの従来の広告は、広告数がある程度あらかじめ限られており、爆発的に広告数が増えることはありませんでした。しかし、WEB広告の場合、インターネットの世界には数えきれない程のメディアが存在し、メディアの数は日々増えていきます。そのため、広告主は広告を出したいけどどこのメディアに掲載するのが最適なのか適切に判断するのが困難になりました。

 そこでメディアレップは膨大な数のWEB広告のなかから、どのウェブ媒体に広告を出せば最適な結果が得られる可能性が高まるのかを分析し、費用対効果の高い媒体を提案してくれます。

▽純広告の販売

 メディアレップの仕事内容の2つ目は、純広告の販売です。純広告とは、広告主がWEBメディアの広告枠の買取を行い、WEBメディアに掲載する広告を指します。純広告の場合、あらかじめ広告を設置する媒体が決まっており、特定の期間広告主は確約して広告を掲載できます。

 身近な純広告の例を挙げると、Yahoo!JAPANのトップページに純広告の枠が設けられています。メディアレップでは、純広告の枠を管理して、広告主に向けて販売を行っています。クリック型広告やインプレッション広告とは異なり、純広告はあらかじめ広告枠と掲載メディアが決定しているため、掲載にあたっての金額は高いのが特徴です。

▽広告の代理運用

 メディアレップの仕事内容の3つ目は、広告の代理運用です。広告主の中には、広告運用に対する知見がない企業もいます。そんな企業に代わってメディアレップが広告の代理運用を行っています。具体的に、広告のデザインの作成や掲載した広告のデータを分析して運用改善に取り組みます。

 この点で、メディアレップは広告制作や販促活動を手がける広告代理店と共通しています。

メディアレップを使用するメリット

 メディアレップでしか取り扱っていない媒体に広告が出せることや工数の削減に繋がるなどメディアレップを使用するメリットは様々あります。本項目では、広告主がメディアレップを使用するメリットについて解説していきます。

◎メディアレップでしか取り扱っていない媒体に広告が出せる

 メリットの1点目は、メディアレップでしか取り扱いがない媒体に広告が出せる点です。WEBメディア広告の中には、メディアレップでしか取り扱いがない広告もあります。そのため、メディアレップに依頼することで、自社では直接契約ができないようなWEBメディアへの広告掲載が可能となります。

 また、自社で直接WEBメディアに営業するとなると、WEBメディアとの信頼関係を築き上げる必要があります。しかし、メディアレップに依頼すれば、掲載するウェブメディアと信頼関係を築く必要はありません。"

◎工数の削減になる

 メリットの2点目は、工数を削減できる点です。WEBメディアに広告を出す場合、大きく分けて2つの工数がかかります。一つ目は、WEBメディアに営業する工数です。上記でも解説しましたが、WEBメディアと直接契約をする場合は、自社の広告を掲載したい旨を直接WEBメディアに伝える必要があります。2つ目は、広告運用にかかる工数です。

 広告運用は、WEBメディアに掲載して終わりではありません。掲載した広告が想定した結果を得られているかを測定し、常に改善を図る必要があります。以上、WEBメディア広告にかかる2点の工数ですが、メディアレップに依頼すれば、自社に代わって行ってくれます。そのため、工数の削減に繋がり、商品開発や事業の拡大など別の業務に注力できるようになるでしょう。

◎WEB広告の知見がなくても可能

 自社にWEB広告の知見がなくてもWEBメディアに広告を掲載できる点は大きなメリットです。自社にWEB広告の知見がない場合、どのようなWEBメディアに広告を出すのが最適なのか、予算はどれくらいかかるのか、広告の作成や運用はどのようにやれば良いのかが分からないと思います。

 しかし、メディアレップを活用すれば、最適なWEBメディアの提案や予算の確認、WEB広告の作成・運用を全てサポートしてもらえます。そのため、これからWEB広告を掲載してみようと考えている企業にとってもメディアレップの使用は特におすすめです。

メディアレップを使用するデメリット

 上記の項目では、メディアレップを使用するメリットについて解説しました。しかし、メディアレップの使用によるデメリットも少なからず存在します。本項目では、メディアレップを使用するデメリットについて解説していきます。

▲マージンがかかる

 当然ながら外注費用が発生するため、事前に予算がどれぐらいかかるのかを把握しておく必要があります。広告運用などオプションとしてほかのことをお願いする場合は、その費用も見積っておきましょう。

▲WEBメディア側との信頼関係は築けない

 デメリットの2点目は、WEBメディア側との信頼関係を築けないことです。メリットの項目でも解説しましたが、基本的に広告を掲載するWEBメディアとの連絡は全てメディアレップ側で対応します。そのため、工数を削減できるやすぐに広告を掲載できるWEBメディアが見つかるといったメリットもありますが、WEBメディア側との信頼関係を築けないといったデメリットもあります。

 特に、長期間にわたって自社の広告を掲載したいWEBメディアの場合、WEBメディア側と直接関係を築いておいたほうが都合が良い場合もあります。そのため、WEBメディア側との関係を大切にしたい場合は、あえて直接契約で探すことも視野に入れましょう。

▲メディアレップとやり取りを行う工数はかかる

 デメリットの3点目は、メディアレップとやり取りを行う工数は削減できない点です。営業にかかる工数やWEB広告の制作や運用に関する工数はメディアレップを使用することにより削減可能でした。

 しかし、メディアレップとの打ち合わせの工数だけは削減できません。そのため、あらかじめメディアレップとの相談などの時間や対応するメンバーについては確保が必要です。

まとめ

 本記事では、メディアレップについて解説しました。メディアレップの使用により様々なメリットが得られます。本記事を参考にして、メディアレップの利用を検討してみてください。

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