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2023.04.08 コラム

「バンニング」「デバンニング」の用語の意味や作業内容について解説

 物流業界や貿易でよく使用される言葉に「バンニング」「デバンニング」があります。これらはコンテナ輸送における作業を表す用語となるため、業務に携わる人は覚えておく必要があるでしょう。本記事では「バンニング」「デバンニング」の意味や作業内容を解説します。

バンニング・デバンニングとは

 まず始めに「バンニング」「デバンニング」の用語の意味や作業について解説していきます。

・バンニングとは

 バンニング(Vanning)とは、輸出貨物をコンテナに積み込む作業のことを指す業界用語です。主に手作業やフォークリフトなどの重機を用いておこなう積み込み作業のことをいいます。

 バンニングは主に倉庫業者や海運業者などがおこなう作業となり、「バン」「バン詰め」と呼ばれることもあります。またバンニング前の空のコンテナを「空バン」と呼ぶことがあります。

・デバンニング(デバン)とは

 デバンニング(Devanning)とはバンニングの逆の工程のことを指し、コンテナから貨物を取り出す作業のことをいいます。略して「デバン」とも呼ばれます。

 バンニングと同様に、倉庫業者や海運業者が行う作業です。近年ではネットショッピングの普及から海外からの輸出入が増加しているため、バンニングやデバンニングの作業の重要性が増している傾向があります。

バンニング・デバンニングにおける輸出入の流れ

 次に、バンニングやデバンニングにおける輸出入の流れについて解説していきます。

◇バンニングから輸出の流れ

 バンニングから輸出までの流れについて、まず貨物を輸出するために必要なコンテナの確保をおこないます。確保したいコンテナは、主に船会社に予約する必要があり、コンテナの受け取り場所やバンニング後のコンテナの搬入先の確認も同時におこないます。

 次にドレー業者の手配が必要となります。コンテナをどこまで運ぶのかの確認や搬入のタイミングなどを確定していきます。

 ドレー業者が空のコンテナを運んでくれた後に、輸出貨物のバンニングを実施します。一般的に船で輸送することになるため、輸送中にコンテナや崩れたり、コンテナの中で貨物が破損したりしないよう注意をしながらバンニングをしていきます。

◇輸入からデバンニングの流れ

 輸入貨物が到着する数日前に「アライバルノーティス(AN)」という通知書が輸入企業または輸入者に届きます。通知書が届いた後にコンテナを搬入するためにかかる費用や業者などの準備をおこないます。

 コンテナの到着後、デバンニング作業に取り掛かります。輸入物の情報と実際に届いている貨物の内容に間違いがないかを確認し、漏れやミスの無いよう慎重に作業を進めていきます。

 貨物の搬入が完了したら、ドレー業者に依頼をしてコンテナの返却をおこない、デバンニングは終了となります。

バンニング・デバンニングで使用されるコンテナ

 貨物のバンニングやデバンニングに使用されるコンテナには複数の種類やサイズがあります。主に以下の種類やサイズがありますので、ぜひ覚えておきましょう。

■コンテナの種類

 コンテナの種類には以下のようなものがあります。

(1)ドライ・コンテナ:常温の貨物を輸送するためのコンテナ
(2)リーファー・コンテナ:冷凍や冷蔵が必要な貨物を輸送するためのコンテナ
(3)オープン・トップ:天井がないコンテナ。高さがある貨物を上からバンニングすることが可能
(4)フラット・ラック:天井・側面がないコンテナ。通常のコンテナでは輸送が難しい大型の貨物をバンニングすることが可能
(5)フラット・ベッド・コンテナ:床のみのコンテナ。通常のコンテナでは輸送が難しい貨物のバンニングに適している
(6)タンク・コンテナ:醤油・液体化学薬品などの液体貨物の輸入をするためのコンテナ

■コンテナのサイズ

 コンテナのサイズには主に以下のサイズがあります。

(1)20フィート:長さ約6m
(2)40フィート:長さ約12m
(3)40フィートハイキューブ:通常のものより高さがある

 貨物や貨物のサイズに応じて適したコンテナが変わってくるため、バンニングに関わる人は覚えておくとよいでしょう。

バンニング・デバンニングを行う時の注意点

 バンニングやデバンニングを行う際の注意点について解説していきます。

▽積み込み作業の効率化を図る

 バンニングやデバンニングでは作業の効率化を図り、一度に多くの貨物を運べるように積み込むことが重要となります。コンテナを用いた輸送では可能な限り貨物を多く積み込むことで輸送コストを抑えることができるためです。

 効率よくバンニング作業を進めるためには、経験豊富なリソースやテクニックなどが必要となるため、作業をする人材を確保する点も大切となります。

▽輸送中の荷崩れに備えて固定を徹底する

 海上輸送では、船が大きく揺れることがあるため、コンテナ内で貨物が荷崩れしてしまうことがあります。そのため輸送中の揺れに備えて、貨物をしっかり固定しておく必要があります。

 固定方法はさまざまですが、例えば角材などを活用して貨物のバレットを固定する「ショアリング」などが想定されます。

▽輸出先でのデバンニングに配慮する

 輸出先でのデバンニングがスムーズにできるよう、貨物の積み込みに配慮する必要があります。例えば、貨物が荷崩れして しまうとデバンニングに影響してしまうことが想定されるため、しっかりと貨物を固定しておくことなどが重要です。

 その他コンテナが故障していないか、コンテナ内に汚れなどが残ったままになっていないか、などを確認しておきましょう。

▽スムーズに作業するための物流機器を整える

 バンニング作業ではフォークリフトなどの機器を使用しますが、それらがスムーズに稼働できるようにバンニングスロープなどの物流機器を備えておくと効率が良くなるでしょう。

 バンニングスロープを使用することで、状況に応じて柔軟に作業を進めることが可能です。

バンニング・デバンニングが抱える課題

 バンニングやデバンニングは物流を支える重要な作業ですが、現在もいくつかの課題が想定されます。まだまだ改善の余地がある部分も多くあるため、バンニングが抱える課題について整理しておきましょう。

▲作業に時間がかかってしまう

 バンニングやデバンニングはコンテナ内に貨物を積み下ろしするだけでなく、貨物の内容を記録して、報告や情報整理をおこなうなどの業務も発生します。そのためバンニングとして依頼される作業以外にも、多くの業務を対応する必要があり、作業効率化などが課題としてあげられます。

 バンニング作業は自動化が難しい領域ではありますが、徐々にロボットの作業を導入するなどの自動化が進みつつあります。そのため、費用対効果などの課題も考えられますが、今後の自動化の促進が期待されています。

▲労働環境の改善が必要

 バンニング作業は屋外で行われることが多く、夏場や冬場には厳しい労働環境となっている倉庫も多くあります。労働環境の過酷さもあり、近年では人手不足にも悩まされており、一人当たりの業務量が増えている傾向にもあります。

 作業時間の課題と同様に、ロボットなどの導入により作業が自動化されることで改善できる可能性があるでしょう。

▲荷物を破損させるリスクがある

 バンニング作業は人の手で作業を進めるため、人為的なミスが起こりやすいです。貨物をぶつけたり落としたりすることによって、商品を破損させてしまうケースも少なくありません。

 貨物に破損などが発生すると、作業者の責任を問われてしまう可能性も高く、万が一のリスクを想定しておかなければなりません。

バンニングとは貨物の輸出入で重要な作業

 バンニングやデバンニングとは、貨物の輸出入において、コンテナの積み込みを担う重要な作業となります。バンニング作業では貨物の破損や輸送中のトラブルに備えた正確かつスピーディな作業が求められます。

 しかし非効率な業務や人手不足などの課題の多い状況となっているため、今後は自動化の導入やコストを抑えた輸送の実現などが期待されている背景があります。

 実際にバンニングに携わったり、商品の海外輸送などが必要な企業などは、バンニングの概要や作業方法などを覚えておくとよいでしょう。

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