取扱い荷数は前年比220％増

　3月末現在、35社の中小運送会社で組織するラストワンマイル協同組合は、4月10日に設立5周年を迎えた。取扱い荷数は前年比220％増を達成し、設立時には関東3県だった配達エリアも、現在は宮城県から福岡県まで全国にエリアを広げている。

　設立5周年と事業拡大を見据えた特別企画は、新規契約の荷主(EC通販)を対象に、従来の組合料金から大幅に割引した金額で配送契約を結ぶ内容だ。各荷主の条件によって割引率は変動するため、見積もりや問合せは専用フォームを通じて。

荷主の状況を考慮し、特別料金を案内

　対象は、関東1都6県（東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬）、宮城県、愛知県、大阪府、奈良県、兵庫県、福岡県で荷物を出荷する荷主。荷主の状況（月間個数・仕分け状態・倉庫内業務の有無など）を考慮した上で提案。企画期間中は従来の料金体系に比べて低価格な特別料金を案内する。

　同組合は、拡大を続けるネット通販市場に伴う宅配便取扱数増加や配送ドライバー不足を原因とした運賃引き上げ、総量規制など、荷主の課題解決を目的に、2018年4月10日に設立。荷主と共同で工程の分担をすることにより低運賃を実現し、宅配大手のバイパスライン（副経路）としての役割を担っている。

　会員数は70社を超え、車両台数は4230台の車両を保有。契約荷主数は40社以上で、月に25万個の取扱荷数を数えている。

　■『専用フォーム』
　https://lastonemile.org/contact/