2023.03.04 コラム
インスタグラムの広告費用は？課金方式や費用相場を解説！
Instagramは数多くのユーザーが利用するSNSで、インスタグラム広告を検討中の企業も多いはず。しかし、必要な広告費用が分からず、導入に踏み切れない方も多いでしょう。今回は、インスタグラム広告の費用について、課金方式や費用相場なども解説します。
インスタグラム広告とは？
インスタグラム広告とは、Instagramに掲載できる広告のことです。
Instagramは写真や動画をメインとしたSNSで、10〜20代を中心に若い世代のユーザーに人気があります。
従来は個人ユーザーがメインに利用していましたが、近年は法人がアカウント運営するケースも多く、自社の商品・サービスのPRや情報提供を行う企業も増えています。
依然として個人ユーザーの利用割合は非常に高いため、一般消費者を対象とするB to Cビジネスではインスタグラム広告を活用することで、大きな宣伝効果を期待できるでしょう。
インスタグラム広告の特徴や強み
インスタグラム広告の特徴や強みとして、以下の3つが挙げられます。
- ・ターゲティングの精度が高い
- ・広告の自動最適化ができる
- ・出稿できる広告形式が豊富
上記の強みを活かせるビジネスであれば、インスタグラム広告導入を検討しましょう。
◎ターゲティングの精度が高い
1つ目の特徴は、ターゲティングの精度が高いことです。
InstagramはFacebookを運営するMeta社が提供するSNSで、Facebookのユーザー情報を合わせた大量のデータをもとにターゲティングできます。
具体的には、以下の情報で詳細なターゲットの絞り込みが可能です。
- ・性別
- ・年齢
- ・住所
- ・学歴
- ・職業
- ・出身地
- ・興味関心があるコンテンツ
上記の項目で細かくターゲットを絞ることにより、自社ターゲットに近いユーザーのみ広告配信でき、費用対効果よく集客できます。
このように、大量の情報をもとにより精度高くターゲティングできることが、インスタグラム広告の強みです。
◎広告の自動最適化ができる
2つ目の特徴は、広告の自動最適化ができる点です。
インスタグラム広告は広告表示を自動で最適化する機能があり、広告のコンバージョン率や時間帯ごとのアクセス数の違いを分析し、成果が出やすい表示方法に自動で調整してくれます。
そのため、広告運用に自信がない方でもある程度成果を出せる点は魅力的です。
本格的に広告運用したい方でも、最初からターゲット条件を設定しすぎず、自動最適化機能を活用した方が効率よく成果を出せることがあります。
◎出稿できる広告形式が豊富
3つ目の特徴は、出稿できる広告形式が豊富であることです。
インスタグラム広告では、以下6種類の広告形式で出稿できます。
- ・画像広告
- ・カルーセル広告
- ・ストーリーズ広告
- ・動画広告
- ・コレクション広告
- ・発見タブ広告
豊富な形式から広告出稿できるため、自社商品の特性や広告出稿の目的に合わせて効果的な広告宣伝ができます。
例えば、ECサイトを運営し商品を販売したい場合は、商品画像ごとに購入画面へのリンクを設定できるコレクション広告が最適です。
このように、自社の目的や商品に合わせて最適な形式で広告出稿できるのが、インスタグラム広告の強みです。
インスタグラム広告の課金方式
インスタグラム広告の課金方式は、以下の4つに分かれます。
- ・CPM
- ・CPC
- ・CPI
- ・CPV(Thruplay)
課金方式によって、広告費用が異なる場合もあるため、しっかり理解しておきましょう。
▽CPM
CPMとは「Cost Per Mile」の略で、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式のことです。
広告表示をインプレッションと呼ぶことから「インプレッション課金」とも言われます。
他の課金方式と比べて広告費用が安くなる傾向にあり、より多くのユーザーに広告を届けられるのがメリットです。
自社商品・サービスの認知度を高めたい場合に有効な課金方式です。
▽CPC
CPCとは「Cost Per Click」の略で、広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。
広告がクリックされて初めて費用が発生するため、広告費用は高くなりやすいものの、広告アクセスを費用対効果よく促せるのがメリットです。
自社商品・サービスの購入を促進する目的で広告掲載する場合に、有効な課金方式です。
▽CPI
CPIとは「Cost Per Install」の略で、自社アプリがインストールされるごとに費用が発生する課金方式です。
アプリをインストールした時点で初めて費用が発生するため、自社アプリの利用を費用対効果よく促進できます。
自社アプリを多くのユーザーに利用してもらいたい時に、おすすめの課金方式です。
▽CPV（Thruplay）
CPVとは「Cost Per View」の略で、動画が再生されるごとに費用が発生する課金方式です。
インスタグラム広告では「Thruplay（スループレイ）」という名称で呼ばれています。
動画広告を出稿する時に利用できる課金方式で、動画広告が15秒以上再生された時に費用が発生するのが特徴です。
そのため、動画広告を効率よくユーザーに届けられるメリットがあります。
動画広告の成果を高めたい場合に、利用したい課金方式です。
インスタグラム広告の費用相場
インスタグラム広告の課金方式ごとの相場費用は、以下表の通りです。
| 課金方式 | 費用相場 |
|---|---|
| CPM | 500円〜1,000円/1,000回再生 |
| CPC | 50〜100円/1クリック |
| CPI | 100円〜200円/1インストール |
| CPV（Thruplay） | 4〜7円/1再生 |
上記の通り、費用が発生するタイミングや広告費用単価も異なります。
料金だけでなく、どの課金方式が自社の目的を達成する上で合っているかも考慮した方が良いでしょう。
広告費用や成果は「シミュレーション機能」で把握可能
インスタグラム広告には「シミュレーション機能」が備わっており、設定した広告予算でどれだけの成果を出せるか出稿前に把握できます。
広告マネージャで広告予算を設定することで、以下の項目をどのくらい獲得できるか把握できます。
- ・広告のリーチ数
- ・コンバージョン数
上記の成果目標が決まっていれば、その成果を出すのにどれくらいの予算が必要かを見積もることが可能です。
具体的にどのくらい広告費用が必要か知りたい方は、シミュレーション機能を活用しましょう。
インスタグラム広告の種類
インスタグラム広告の種類は、以下6つが挙げられます。
- ・画像広告
- ・カルーセル広告
- ・ストーリーズ広告
- ・動画広告
- ・コレクション広告
- ・発見タブ広告
自社の目的や商材に合わせて、適切な広告を選びましょう。
◇画像広告
画像広告とは、1枚の画像とテキストから構成される最もポピュラーな広告形式です。
ユーザー投稿と同様の形式でタイムライン上に広告掲載されるため、自然な形で広告を表示できることが特徴です。
そのため、ユーザーに嫌悪感を抱かれることなく広告を見てもらえるメリットがあります。
掲載する画像もユーザー投稿に近いものにすれば、より広告を見てもらえる確率が高くなるでしょう。
◇カルーセル広告
カルーセル広告とは、画像を複数枚設定して掲載できる広告形式です。
画像広告に似ていますが、広告画像をスワイプできるため、自社商品・サービスの情報をより多くユーザーに伝えられる特徴があります。
ユーザーへ自社商品・サービスを強く訴求し、商品・サービスの購入に繋げたい方におすすめの広告形式です。
◇ストーリーズ広告
ストーリーズ広告とは、Instagramの投稿形式である「ストーリーズ」に掲載できる広告のことです。
ストーリーズはスライドショーのように写真や動画を投稿できる機能で、Instagramユーザーの利用率が高い人気のある投稿機能です。
そのため、ストーリーズ広告を活用すれば、より多くのユーザーにリーチできるでしょう。
また、広告を全画面で表示可能であり、ユーザーの印象に残りやすいメリットもあります。
◇動画広告
動画広告とは、動画とテキストから構成される広告形式のことです。
画像広告と同様、ユーザー投稿と同様の形式で広告掲載できるのが特徴です。
また、動画であるため画像では伝えにくい「動き」などの情報を伝えられます。
商品を使用している様子など画像だけでは伝えにくい情報を伝えたい場合に有効な広告形式です。
◇コレクション広告
コレクション広告とは、1枚の画像に複数画像を掲載できる広告形式のことです。
カルーセルは複数の画像を見るのにスワイプする必要がありますが、コレクション広告では1枚の画像の中に複数画像を掲載でき、一度に複数の商品・サービスを紹介できます。
そのため、カタログのように自社商品・サービスをPRでき、購入促進したい商品・サービスが複数ある時に便利な広告形式です。
◇発見タブ広告
発見タブ広告とは、Instagramの「発見タブ」機能に表示できる広告のことです。
発見タブとはInstagram画面下部の虫眼鏡マークからアクセスできる投稿画面のことで、ユーザーが過去に閲覧した投稿から関連性の高い投稿を推測し表示させる機能です。
発見タブを利用するユーザーは、新しいコンテンツを探しているケースが多く、ユーザーの興味関心に合った広告であれば、高い集客効果を期待できます。
まとめ
インスタグラム広告は、国内で多くのユーザーが利用するInstagramに掲載できる広告で、やり方次第で高いPR効果を創出できます。
広告費用は課金方式によって異なるため、どの課金方式で掲載するか明確にした上でシミュレーション機能を活用しどのくらいの予算が必要か把握しておきましょう。
今回の内容を参考に、インスタグラム広告を費用対効果よく掲載し、マーケティング成果を向上させましょう。
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