東京駅の利用者に「楽天市場」や人気商品をPR

　東京駅の新たなお土産販売スポットとなるか――。3月1日、JR東京駅の「ギフトキヨスク東京ギフトパレット」内に、「楽天市場」で人気のお取り寄せスイーツを集めたリアル店舗「楽天市場スイーツ展」がオープンした。

　「ギフトキヨスク東京ギフトパレット」は、JR東京駅の八重洲北口にあるキオスクのギフトセレクトショップ。東京みやげや老舗の銘菓などを取揃えている。

　旅行や帰省、仕事での出張や修学旅行など、多種多様な目的で訪れる東京駅の生活導線上に店舗を構え、東京駅の利用者に向けて楽天市場や人気商品の認知度向上を図る。


東京駅初登場の『ビジューサブレ』

店舗販売だけでなく、楽天市場での購入も可能

　販売商品は店頭で購入できるほか、二次元バーコードをスマートフォンで読み取れば楽天市場の商品ページに遷移し、オンラインでも購入できる。東京みやげなどのギフトを探す購買意欲が高い利用者が集まるスペースに店舗を出し、楽天市場の人気商品を知ってもらい、楽天市場の利用にもつなげることが狙いだ。

　販売商品は、東京駅内のギフトショップで初登場となる 『ビジューサブレ』（販売店舗：「洋菓子のプルミエール」）や、楽天うまいもの大会で8年連続1位を獲得している『二代目干し芋』（販売店舗：「おいもや」）、『盛岡ブラウニー』（販売店舗：「プランタンブランby花月堂」）など。

　『ビジューサブレ』は、楽天市場でのネット販売を除くと東京・立川市の洋菓子店でしか購入することができないが、多くの人が立ち寄る東京駅のギフトショップに出品することで、スイーツ好きの消費者が実物を見て商品を購入することが可能となった。


QRコードから楽天市場の商品購入ページに遷移

「楽天市場」関連店舗の出店攻勢が継続中

　新型コロナウイルスの影響が弱まり、外出機会が増加したことによって、EC・通販業界では、EC専門の会社がリアル店舗を出店する機会が増えてきている。

　楽天も昨年12月からラフォーレ原宿に韓国発の商品の魅力やトレンドの発信する常設のO2O店舗「Kulture Market（カルチャーマーケット）Supported by Rakuten」を出店したほか、同月にショッピングSNS「ROOM」のショールーミング型ポップアップストア「ROOM GIFT SELECTION POP UP STORE」を新宿マルイ本館に、今年の2月にはショールーミング型のポップアップストア『楽天市場 バレンタイン特集 ご当地＆映えスイーツセレクション』を東京・足立区の「北千住マルイ」にオープンしている。

　いずれも対象ジャンルの消費者が集まる地区や商業施設に、訴求したい内容の店舗をピンポイントで出店していることが特長だ。コロナ禍の終焉に伴い、「楽天市場」関連のリアル店舗出店攻勢が、今後も続きそうだ。