ダイバーシティ＆インクルージョンを推進

　メルカリは、個々の多様な経験や視点を尊重した世界的に競争力のあるチームづくりをめざし、18年よりダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）を推進してきた。その一方で、日本のソフトウェアエンジニアの女性比率は約22％に留まっているなど、メルカリだけでなくIT業界全体におけるD&Iの推進は、いまだ多くの課題が残されている。

　女性やLGBT+コミュニティの人など「理系分野」のマイノリティの多くは、ロールモデルの欠如や理系科目におけるジェンダーギャップにより、本格的にソフトウェアエンジニアをめざす機会を十分に得にくいという現状がある。

　こうした、IT業界におけるD&Iの課題は、個人の成長機会だけでなく、中長期的には多様な視点から生まれるイノベーションを阻害してしまう恐れがある。また、日本社会全体のIT人材の不足が課題視されているなか、今後多様な人材が活躍できる環境づくりがより一層重要となることが考えられる。

トレーニングプログラムとインターンシップで構成

　メルカリでは、こうした課題に対して業界全体でのD&I推進に少しでも貢献するため、ソフトウェアエンジニア育成プログラム『Build@Mercari』を20年より実施してきた。4回目となる今年度は、『Build@Mercari』の卒業生社員が、トレーニングプログラムの一部を作成。これまで以上に、実践的なスキルトレーニングを受けてもらうことができる。

　『Build@Mercari 2023』はBuildトレーニングプログラムと、Buildインターンシップから構成されるソフトウェアエンジニア育成プログラムだ。参加者は前半では個人やチームでタスクに取り組んでもらう予定で、修了後、選考を経た人に、Buildインターンシップに進んでもらう。

　応募期間は16日～3月31日。開催時期は、Buildトレーニングプログラムが5月8日～30日、Buildインターンシップが8月～9月を予定している。

　■『スケジュールや応募概要など』
　https://apply.workable.com/mercari/j/028230C17E/