クレカ業種は「楽天カード」「JCBカード」「エポスカード」の順

　JCSI調査は、サービス産業の生産性を測る上で重要な「顧客満足」を数値化・可視化し、企業や業種の成長に資する情報として用いることを目的にしている。例年、計30以上の業種・業態、約400社の企業・ブランドを対象に年度を4回に分けて実施。今回は「クレジットカード」など、7業種89企業・ブランドについて、10月～11月に2万6608人から聴取した。

　クレジットカード業種では、11企業・ブランドを調査対象とした。その結果、「楽天カード」（スコア＝72.7）、「JCBカード」（71.5）、「エポスカード」（69.5）、「三井住友カード」（68.5）、「JALカード」（68.4）がベスト5となった。

「楽天カード」は「知覚価値」「顧客満足」「ロイヤルティ」で１位に

　20年度以降、業種全体のスコアが低下している。14年連続1位となった「楽天カード」は、20年度から21年度にかけて低下したが、22年度は横ばい。「JCBカード」は、20年度から21年度にかけて低下したが、22年度は上昇した。「エポスカード」は今回が初調査となる。

　スコアは、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6指標。「楽天カード」は、「知覚価値」「顧客満足」「ロイヤルティ」で１位となり、残る「顧客期待」「知覚品質」「推奨意向」の1位は、いずれも「JALカード」だった。

　今回のランキング対象企業・ブランドは、「イオンカード」「ANA カード」「エポスカード」「JCBカード」「JALカード」「セゾンカード」「d カード」「View カード」「PayPayカード」「三井住友カード」「楽天カード」。回答者は半年以内に2回以上の利用者とした。