来年1月11日～2月10日に約4.8㎞を空送

　都は、有人地帯における補助者なし目視外飛行となる「レベル4飛行」を可能とする改正航空法の施行（12月5日）を機に、ドローン物流サービスの早期の社会実装をめざし、2022年度～24年度にかけて民間企業による取り組みへの支援を決めている。

　今回の取り組みは、都の委託を受けた（株）三菱総合研究所が募集・選定した佐川急便（株）、イームズロボティクス（株）、（一財）日本気象協会、（株）サンドラッグが実施主体となるプロジェクトで、山間地域の物流機能を強化し、生活利便性の向上を図ることを目的とした、ドローンによる配送の実証実験を実施する。

　日時は、2023年1月11日～2月10日の午前11時頃から午後4時頃まで、1日最大5往復を予定。青梅市新町4のサンドラッグ青梅新町店で商品を車両に積み込み陸送、同市二俣尾2の運動広場から同市御岳の御岳運動広場までの約4.8㎞を空送する計画だ。

日用品・市販医薬品・食品などをドローンで配送

　PC、スマホ、電話での注文商品（日用品、市販医薬品、食品など）をドローンで配送し、その活用の有効性を検証するとともに、来年度早期のレベル4での飛行実証につなげる。期間中には地域の小学校で、児童を対象としたドローン物流に関する教室も開催する予定という。

　実証に使用するドローンは、機体サイズ（プロペラ込み）が2213×2011×980mm、重量（バッテリー込み）は14.9㎏、最大ペイロードは10㎏。