「メルカリ」利用実績によって利用限度額が変化

　「メルカード」は本人確認を完了している場合、「メルカリ」アプリから最短1分で申し込みが完了する。国内外の約3900万カ所のJCB加盟店で利用できる。

　利用時の即時通知や利用履歴の確認もアプリで完結し、支払い日・方法を柔軟に選択することが可能だ。「メルカリ」の利用実績を基に利用限度額や還元率が変化するなど、従来なかった新たなクレジットカードという。

　（株）メルペイ執行役員CPOの成澤真由美氏は、「自分のタイミングで支払うことも可能。例えば『メルカリ』の売上金を使って、（支払い予定日よりも）先に精算することもできる」など、独自のサービス内容を説明した。

最大4％の常時ポイント還元もスタート

　「メルカード」の提供と合わせて8日から、「メルカード」や後払い決済サービス「メルペイスマート払い」の利用でポイントが付与される“常時ポイント還元”を開始する。常時ポイント還元は同グループで初めての取り組み。

　「メルカード」を持っている場合、「メルカード」の利用のほか、メルペイスマート払いをコード決済やID決済で利用してもポイント還元が受けられる。

　還元率は、「メルカリ」「メルペイ」の利用実績によって変化する。「メルカリ」での購入は最大4％、店舗利用は常時1％。毎月8日は、本来の還元率に8％がプラスされる（上限は300ポイント）。

23年春、アプリから暗号資産を購入できる機能を提供

　フィンテック事業については23年春に、「メルカリ」アプリから暗号資産（ビットコイン）を簡単に購入できる機能の提供を開始すると発表した。

　本人確認が済んでいれば、「メルカリ」アプリから最短1分で申し込みが完了。「メルカリ」で不要品を売って得た売上金を利用して、「メルカリ」アプリ内から暗号資産を購入できるようにする。同機能は、メルカリ100％子会社の（株）メルコインが提供する。

　（株）メルカリ メルカリグループ日本事業責任者の青柳直樹氏は、「メルカリグループのさまざまなサービスを利用することで、お客様のベネフィットが増えていくようにしたい」と述べた。