2022.08.17 調査・統計
21年米国EC市場規模、14.6%増の8707億ドルに…Amazonのシェアが17%に
経済産業省はこのほど、「2021年度電子商取引に関する市場調査」をまとめ、公開した。日本ともかかわりが深い米国のEC市場規模は、前年比14.6%増の8707億US ドル、小売市場に占めるEC市場の割合は13.2%と推計している。

出所:Retail Indicators Branch, U.S. Census Bureau, February 18, 2022
注:季節調整値
出所:Retail Indicators Branch, U.S. Census Bureau, February 18, 2022
注:季節調整値
21年ホリデーシーズンの小売売上高は14%増の8867億ドルで過去最高を記録
21年の米国における小売市場規模は、U.S. Census Bureauによると6兆5866億US ドル(前年比18.1%増)と推計。20年はコロナ禍の拡大で、小売店舗の閉鎖や外出禁止措置により小売市場は一時冷え込んだが、21年はワクチンの普及や政府の景気刺激策の影響により消費が拡大し、年間を通じて各種調査会社による市場推計値の上方修正が相次いだ。
全米小売協会の発表によると、21年ホリデーシーズン(11月~12月)の小売売上高は8867億ドル(前年比14.1%増)で、過去最高を記録した。
21年の米国におけるEC市場規模は、前年比14.6%増の8707億US ドル、小売市場に占めるEC市場の割合は13.2%と推計。20年第2四半期にはコロナ禍の拡大による小売店舗閉鎖、外出禁止などにより EC利用が急増したが、21年に入ってもEC化率はほぼ13%台で推移した。各種調査会社の推計によると、米国におけるEC化率の傾向は今後も 14%前後を維持すると見込んでいる。
米国EC市場はAmazonが17%と圧倒
21年の商材別では、「衣類・雑貨」が最も多く1505億USドル(前年比13.5%増)、続いて「家具・建材・電子機器」が1109億USドル(同1.1%増)、「車・車用品」が650億USドル(同 30.8%)などとなっている。
EC化率では、「家具・建材・電子機器」が最も高く13.4%となっており、「衣類・雑貨」の11.9%が続いた。各種調査会社の調べでは、直近の米国におけるEC化率は、「書籍・音楽・ビデオ」では7割近く、「コンピュータ・家電製品」では6割近く、「玩具・趣味」では4 割以上と推計している。
米国EC市場における事業者シェアは、サードパーティ事業者が最も多く23.3%、続いて Amazonが17.4%などと推計されている。Amazonに続く企業にはWalmart 、Apple、eBay、Target Corpなどだが、いずれの企業のシェアも一桁台に留まっている。
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