2022.07.19 通販会社
北の達人決算1Qは増収増益、ECモールの販売が好調…D2C新事業で人員拡大
(株)北の達人コーポレーションがこのほど発表した2023年2月期第1四半期(22年3月~5月)連結決算は、売上高が21億300万円(計画比3.1%増)、営業利益が3億7100万円(同9.6%増)、純利益は2億5700万円(同16.1%増)となった。

売上総利益の改善で予想を上回る営業利益に
ECモールでの新規獲得件数が前年同期比47%増と拡大が見られたことで、売上高は業績予想(計画)を上回った。新規獲得件数の増加に伴い、広告宣伝費は計画を上回ったが、売上総利益の改善で営業利益も予想を上回って着地した。
新規獲得件数は、5月に楽天市場、Amazonでそれぞれ最高月商を記録。前四半期比で31%増となった。「売上の70%が定期購入型」のビジネスモデルを柱とし、攻略の優先度が低かったが、消費者の購買行動の変化とともにECモールへの流入が顕著となった。「ECモール」商圏の成長を積極的に取り組み、今後はこれまで以上のリソースを投入する。
「EC事業」のセグメント名称を「ヘルス&ビューティーケア関連事業」に変更
この第1四半期から、これまで「EC事業」としていたセグメントの名称を、「北の快適工房」「SALONMOON」を主要ブランドとする「ヘルス&ビューティーケア関連事業」に変更した。
「北の快適工房」の売上高は18億4500万円、営業利益は3億8100万円となった。主な販売チャネルは自社サイトとECモールだが、ECモールへの流入が顕著となり、従来とは異なるインターネット購買層を順調に獲得している。
新規獲得件数は前年同期の70%と減少したが、前期の第4四半期比では114%と拡大。5月は大幅な減少傾向に転じた21年9月以降では最高件数を記録。将来の売上高と利益をもたらす新規顧客獲得の広告投資を順調に行うことができている。
同時に、新商品のリリース数が低水準で売上の積み上げが鈍化しているとし、開発案件数の増加で新たな需要喚起を図り、改めてECモールの積極的な拡大を明言。海外市場を攻略する上でAmazonは重要な販売チャネルとし、米国Amazon向けの商品開発やテスト販売の取り組みも継続する。さらに、台湾とシンガポールのECモールへの出店も視野に入れている。
東京・札幌の2本社制へ、D2Cの新規事業立ち上げで企業志望者採用も
また、公表していた東京支社を本社に変更する対応を終え、25日から業務を開始する。札幌本社と2本社体制となり、東京本社はその上で、情報収集の一層の強化とともに、広範な分野からの経験者を中心にさらなる人材の採用を図る計画だ。D2Cの新規事業立ち上げもめざしており、起業志望者の採用も含まれる。
連結子会社の(株)SALONMOONの売上高は1億3800万円。オリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、機能性に優れたヘアアイロンなどを提供。20代~40代の女性が主な顧客層で、売上の90%以上はECモールで、メイン顧客層から支持を受けている「Qoo10」での販促にも注力。今後の新たな収益の柱となることが期待できるまでに拡大している。
新たな顧客層を取り込む販路の開拓にも努め、4月28日から全国の家電量販店での店舗販 売を開始。順次、販売店舗数を拡大して約500店舗での取り扱いを予定している。また、5月31日には、商号を従来の(株)ASHIGARUからSALONMOONへ変更した。
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