2022.06.22 調査・統計
広告素材を非承認数、21年度は約1億3千万件に…ヤフー
ヤフー(株)は21日、広告サービス品質向上のための審査実績をまとめた2021年度の「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公開した。21年度は、約1億3千万件の広告素材をYahoo! JAPANが定めた基準に抵触する素材として非承認にした。

21年下半期は5324件のアカウントを非承認
Yahoo! JAPANでは、広告の品質を担保するために日々審査を行っている。レポートは、19年から公開しており、今回で5回目。広告審査では、広告単位の対応だけでなく、違反表現を繰り返したり、大量の非承認広告の入稿を行ったりする広告アカウント自体を停止しており、その結果、21年度下半期は5324件のアカウントを非承認とした。
併せて、Yahoo! JAPANでは、定期的に広告掲載基準の見直しを行っている。加えて、広告主の広告掲載基準への理解を促進するための啓発活動なども行っているため、広告主による基準への理解と表現の修正につながっている。21年度は、非承認となる広告素材を入稿する広告主が減少するとともに、広告の非承認数は昨年度比で4200万件以上減少した。
最上級表示・No.1表示、医薬部外品・化粧品の非承認率が上昇
また、21年度は「最上級表示、No.1表示」「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」の掲載基準での非承認割合が昨年よりも増加した。
「最上級表示、No.1表示」では、クリエイティブ内に第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年の明記や、調査データが1年以内のデータであることなどを定めている。「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」では、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に関して満たすべき基準や注意点を示している。
さらに、親会社のZホールディングス(株)では、21年7月に「デジタル広告事業に関する情報開示の在り方検討会」を設置し、デジタルプラットフォーム事業者としての情報開示の在り方や、透明性を向上させるために必要な体制などについて、外部の有識者とともに検討。22年3月4日に受領した提言書を踏まえ、Yahoo! JAPANでは4月に「広告アカウント審査基準」を初めて公表するなど、広告品質の確保や透明化の向上をさらに推進している。
Yahoo! JAPANでは、アドフラウド排除やブランドセーフティ確保のために、不正広告対策の取り組みも継続的に推進。19年5月には「広告品質における3つの価値と6つの対策項目(広告品質のダイヤモンド)」を定義した。広告に関する社会課題を率先して取り上げ、対策を講じることで、品質のスタンダードを構築し、業界全体の健全化に貢献していきたいとしている。
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