EC・通販事業者が当日配送サービスを手軽に実装可能に

　同社はこれまで、飲食店向けの自社配達を効率化できるサービス「beepデリバリー」を提供してきた。自社の配達網を構築する際にbeepデリバリーを利用することで、配達先指示の自動化やGPSで配達員の位置を把握でき、配達の効率化が期待できる。

　併せて、EC事業者向けのクイックデリバリー支援サービスを本格化。配達事業者への依頼や管理を一元化できるサービスを提供する。注文した当日に商品を配送するクイックデリバリーサービスを手軽に実装できるようにした。

　オンラインサイトを通じた注文データがbeepデリバリーによって受信され、各配達事業者が持つスマートフォンにインストールされた、beepデリバリー配達担当アプリに配達先が通知されることで、注文を受けてから最短30分で商品を届けられる配送モデルを実現した。


　beepデリバリーで依頼できる配送会社一覧

リソース不足で当日配送ができない事業者の課題を解決

　同社によると、当日配送のニーズは増えており、大手家電量販店のネット通販では当日配送がすでに始まっている。しかし、当日配送を導入するためには、地域の配達事業者の選定や見積もり、集荷の依頼、請求業務が発生するため、導入を断念する企業も少なくない。

　beepデリバリーでは、そうした業務をすべて代行でき、EC事業者の負担なくQコマースをスムーズに導入できる。地域の配達事業者と連携、配送システムを提供して独自の配送網を構築し、7万台以上のバイク、軽貨物車を利用できる。同社は、ユーザーに当日配達の選択肢の幅を広げることで、満足度の向上につなげられる、としている。

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