尼崎市と周辺地域で2000人以上の雇用を創出

　アマゾン尼崎FCは、性別や年齢、国籍などあらゆる背景を持つ人々に、多様な雇用機会を創出する。FC 内の安全衛生を管理するセーフティー、物の流れや出荷期限を管理するエリアマネージャー、またテクノロジーを使って商品のピッキング、梱包、出荷作業を担うポジションなど、30種類以上の職種がある。

　研修やスキルアップの機会を通じて学習し、成長する機会もあり、定期的な地域との交流を通じて、特に子供たちへの学びの機会の場づくりを考えているという。尼崎市と周辺地域で2000人以上の雇用機会をつくり、地域社会のさらなる発展にも貢献したい考えだ。

アマゾンロボなどの先端技術を導入

　また、働く人々にとって、より安全で効率的に作業できるよう、「Amazon Robotics （アマゾンロボティクス）」や先端技術を導入。Amazon Roboticsは、商品棚を持ち上げて働く人のもとに移動するロボットで、在庫商品を保管し、ユーザーの注文に応じて商品をピッキングする時間を削減することができる。

　多様性にも力を入れており、車いすでも自由に移動できるように廊下の幅を確保するなど、さまざまな人にとって環境を整備。食堂では、パン焼き機を導入してメニューを充実させるなど、働く人々に満足感を持って働いてもらう工夫を凝らしている。

在庫保管量が最大で40％増加

　新FCの開設により、Amazon全体の商品保管容量は、国内の20か所以上のFCで1500万立方フィート以上となった。商品保管容量の大幅な増加により、日本全国の販売事業者は、全国のより多くのユーザーに商品を届けることができるようになる。

　さらに、最大で40％多くの在庫を保管することができるため、より豊富な品揃えを提供することができるとともに、フルフィルメント by Amazon（FBA）を利用して日本全国のユーザーに商品を届ける中小規模の販売事業に、より幅広いビジネスチャンスを提供できるとしている。

　『アマゾン尼崎フルフィルメントセンター』は、延べ床面積が10万m2以上 商品保管容量は約 100万立方フィート。東京ドーム2個分以上の規模になるという。