2022.01.12 ECモール
JP楽天ロジ、都市部高層マンションでのドローン配送に成功
楽天グループ(株)と日本郵便(株)の合弁会社であるJP楽天ロジスティクス(株)は11日、都市部の高層マンションへ向けたドローンによるオンデマンド配送の実証実験を国内で初めて実施し、成功したと発表した。

千葉市の「ドローン宅配構想」で実証実験、技術検討会も設置
実証実験の舞台は、「ドローン産業の一大集積地」をめざす千葉市。同市は、都市部におけるドローンの技術実証のための制度や規制改革などを検討する「市ドローン宅配等分科会」を、内閣府の東京圏国家戦略特別区域会議の下に設置。楽天などの民間事業者が参加し、技術的課題を抽出して分科会に報告する「技術検討会」も併せて設置している。
市は「ドローン宅配構想」を掲げ、東京湾臨海部の物流倉庫から幕張新都心までをドローンで結ぶという、都市部における宅配サービスをめざし、さまざまな実証実験に取り組んでいる。これまでの「水平的取組」から、「垂直的取組」をとり入れた実証実験は、昨年12月1日~16日に実施した。
JP楽天ロジ、ドローン活用の配送サービスの実現へ
大規模災害で地上の物流網が途絶える緊急時を想定し、最大積載量7kgのドローン機体を活用。100mを超える超高層マンション「THE 幕張 BAYFRONT TOWER & RESIDENCE」の住民が、専用サイトで注文した救急箱や非常食、医薬品を、市川市の物流施設「プロロジスパーク市川3」の駐車場からマンション屋上のヘリポートまで、約12㎞の物流輸送を試みた。
経路は渋滞や障害物のない東京湾海上と公道上空。必要な物資がすぐに届くオンデマンド配送の実証実験は成功した。使用したドローン機体は、JP楽天ロジスティクスとメーカーのCoretronic Intelligent Robotics Corporation(CIRC)による共同開発で、機体サイズは長さ175×幅175×高さ90cm。
千葉市は「山間部などとともに都市部での可能性を模索し、『ドローン宅配構想』の確立に向けてさらなるチャレンジを続けたい」(国家戦略特区推進課)。また、JP楽天ロジスティクスは、「実証実験で得た都市部に向けたドローン配送の知見を生かし、今後もドローンを活用した配送サービスの実現に向けて取り組んでいきたい」としている。
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