業界別では食品メーカーのランクインが最多

　「楽天みん就」は、就職活動生のためのクチコミ就職情報サイトで、2万9000社以上の企業別掲示板がある。調査期間は4月8日～8月5日。23年卒業予定の登録大学生・大学院生の686人に聞いた。投票者はノミネート企業361社の中から、第1～第5志望の5社を選択。志望理由についても11項目から5項目を選び回答してもらった。

　人気企業ランキングでは、「ニトリ」が3年連続で1位を獲得。2位から6位までは、「味の素」（昨年3位→2位）、「伊藤忠商事」（5位→3位）、「楽天」（9位→4位）、「花王」（8位→5位）、「アクセンチュア」（13位→6位）と、昨年から順位を上げている企業が並んだ。

　業界別では上位20社のうち、「味の素」（2位）、「アサヒ飲料」（7位）、「サントリーグループ」（9位）、「江崎グリコ」（18位）と、食品メーカーが最も多くランクインしており、人気の高さがうかがえた。

インターン参加時期は「7月」が52％、参加時期が早期化する傾向に

　インターンシップへの参加時期（予定を含む）については、「7月」（52.1％）が昨年から12.7ポイント上昇するなど、全体的に参加時期の早期化が進んでいることがうかがえる結果となった。最多は8月の75.9％だったが、昨年から1.6ポイント減っていた。

　また、インターンシップのプログラムで一番重視したいことは、「社内の雰囲気がわかる」（35.7％）が最も高かった。「職業体験ができる」（25.9％）、「採用に直結している」（18.4％）も昨年比で増加。インターンシップの段階から就職を意識する傾向も増しているようだ。