2021.08.31 通販会社
「ほっぺちゃん」生みの親・サン宝石が倒産、コロナで業績が急速に悪化
アクセサリー・雑貨販売の(株)サン宝石(山梨県中央市)が、27日に甲府地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたことが30日、分かった。(株)帝国データバンクによると、負債総額は21億7000万円。新型コロナウイルス感染拡大で販売が急減し、資金繰りが悪化した。事業は今後も継続するとしているが、唯一の直営実店舗「ファンシーポケット原宿店」(東京都渋谷区)は同日、公式ツイッターで9月26日での閉店を明らかにした。

「ほっぺちゃん」人気でピーク時の売上高は約42億6400万円に
同社は、1965年(昭和40年)6月創業、79年(昭和54年)10月に法人改組したアクセサリー・雑貨小売業者。小中学生向けのアクセサリー・雑貨・コスメティック・ファンシー文具などを、少女雑誌に広告を掲載し通信販売を手がけていた。2002年から直営店「ファンシーポケット」を全国に44店舗展開し、オリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」の人気も出て、13年9月期には売上高約42億6400万円を計上していた。
しかし、「ほっぺちゃん」人気のかげりや、100円ショップなど同業他社との競合で売上が低迷し、直営店を順次閉鎖したため、16年9月期の売上高は約21億円に減少。従来の、雑誌・店舗・催事中心の販売からEC主体の販売への転換を図ってきたが、19年9月期の売上高は約8億1600万円にダウン。さらに、コロナ禍の影響で、20年9月期の売上高は約4億9100万円にとどまり、急激な収益悪化により資金繰りが限界に達した。
店舗は消滅、公式サイト・楽天市場店・Yahoo!ショッピングの運営は継続
同社は、公式サイトとともに、楽天市場とYahoo!ショッピングにも出店している。30日の公式ツイッターでは「ご心配をおかけし、大変申し訳ございません。今後も変わらず営業を続けてまいりますので今まで以上に応援していただけますと幸いです」と投稿。また、「ファンシーポケット原宿店」も同日、店舗公式ツイッターを更新し、9月26日での閉店を発表した。これによって、サン宝石の直営実店舗は消滅することになる。
なお、同社は現在、複数のスポンサー企業への打診を始めていて、債権者の了解を得て事業を継続しながら再建をめざすとしている。
一方、(株)山梨中央銀行は30日、同行と同行の連結子会社である山梨中銀リース(株)の取引先だったサン宝石への債権について、取立不能・取立遅延のおそれが生じたと発表した。同行の貸出金は18億3300万円、山梨中銀リースのリース債権は700万円で、計18億4100万円(直前事業年度末連結純資産に対する割合0.83%)になるという。
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