2021.07.15 通販会社
物流現場の人で不足を解決、アスクルが実行型AIロボット導入
アスクル(株)は14日、物流現場の人手不足と生産性向上という課題解決の一環として、これまで人が従事していた工程に(株)Mujinのデパレタイズロボットと、(株)ギークプラスの自動棚搬送ロボットGeek+ 「EVE P800R(AGV)」を導入したと発表した。
物流現場の離職理由の1つが作業工程の重労働に
EC需要拡大に伴い、アスクルの物流センターでも出荷量が急増している。同社が物流センターの庫内作業に従事する従業員の離職理由を調査したところ、その1つに作業工程における重労働に伴う腰痛などの身体的負担が挙げられていた。
こうしたことから、ケース単位で持ちあげる、移動させるなどの動作が多いコンベヤ投入作業の工程にはデパレタイズロボットを、庫内を歩き回り商品をピッキングする作業には自動棚搬送ロボットを導入し、作業負担の低減をめざすことにした。ロボット導入は、庫内労働環境の改善とともに、作業の生産性が上がるDX推進につながるとしている。
ロボ活用のコンベヤ投入自動化で作業負担を大幅削減
出荷するケース品を持ち上げ、コンベヤに投入するアーム型ロボットのデパレタイズロボット(MujinRobotデパレタイザー)は、ASKUL Logi PARK 横浜に1台導入した。従業員の手によって1日平均約6000箱をコンベヤに投入し、重労働による身体的負担が大きいことが課題だったが、デパレタイズロボットを活用したケース品のコンベヤ投入自動化により、作業負担を大きく低減できる。
自動棚搬送ロボット Geek+ 「EVE P800R(AGV)」は、ASKUL三芳センターに棚搬送用として116台導入した。従来、人が商品棚まで足を運びピッキングしていたところをロボットに商品棚を載せ、ピッキング担当者の場所まで運ぶことができる。
導入により、人の商品棚までの移動が不要になり作業負担の低減につながるだけでなく、ピッキングの定点化により生産性が倍増することが見込まれる。商品棚に足を運ぶことがなくなり、商品棚を以前より密集して配置できるようになり、収容在庫数の拡大にも寄与している。なお、2019年からASKUL Value Center関西に、パレット搬送用ロボットとして10台のAGV(Geek+社製「Geek+EVE M1000R」)が導入され、稼働している。
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