2021.06.07 通販会社
ファーマフーズ3Qは売上高3倍増、育毛剤・化粧品の通販が好調
(株)ファーマフーズがこのほど発表した2021年7月期第3四半期(20年8月~21年4月)連結決算は、売上高が前年同期比203.7%増の337億4800万円、営業利益が26億3300万円(前年同期は2億5700万円の営業損失)、純利益は15億5300万円(前年同期は1億9400万円の純損失)となった。

医薬部外品「ニューモ育毛剤」を中心に新規顧客拡大
主要3事業の「通信販売」「機能性素材」「バイオメディカル」の各事業とも増収を達成。育毛剤および化粧品の販売がけん引し、大幅な増収を達成した。中でも、通信販売事業のビジネスモデルは、高水準の広告宣伝投資を行いながらも、利益の創出ができる構造へと変化しているとした。医薬部外品「ニューモ育毛剤」を中心に顧客獲得が進み、21年4月末時点の同事業の定期顧客件数は79万1566件(前年同期は22万6922件)にまで伸びた。
通信販売事業の売上高は、前年同期比247.9%増の314億6900万円と大幅増。広告宣伝費を同217.8%増となる193億6500万円を計上したが、利益回収が大きく進捗した結果、セグメント利益は25億6200万円(前年同期は4億1600万円のセグメント損失)となった。今期も広告宣伝を上期に集中投資し、下期で利益回収する「通期黒字化モデル」を継続。高水準の定期顧客件数により、「利益回収の早期化」「利益水準の上昇」が続いている。
「ニューモ育毛剤」は20年のヘアケア市場で売上金額No.1に
自社でEC・通販を手がける「ニューモ育毛剤」は、20年のヘアケア市場で売上金額No.1と大きく飛躍。5月20日時点で累計出荷数は600万本を突破、売上高は190億4300万円となった。テレビやWEB広告に加え、新聞広告など紙媒体でも顧客獲得に注力し、リピート購入も増加した結果、定期顧客件数は56万5196件に上っている。
同時に「ニューモ サプリメント」の売上高は29億1200万円となり、育毛剤との同時購入により、顧客単価の向上に寄与した。膝関節サプリ「タマゴサミン」の売上高も23億2100万円となり、利益に寄与している。化粧品では、「ヘアボーテ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」などの販売に注力し、CPOを重視した新規顧客獲得を図った。
バイオメディカル事業の売上も倍増
機能性素材事業の売上高は前年同期比1.5%増の19億2700万円、セグメント利益は同9.0%減の4億9400万円となった。主力商品「ファーマギャバ」の売上高は同5.2%減の9億900万円。コロナ禍にあって国内外とも堅調とし、通期では前期比で増収を見込む。
バイオメディカル事業の売上高は前年同期比108.3%増の3億5000万円、セグメント利益は1億2800万円(前年同期は1400万円のセグメント損失)。機能性素材の研究は、頭皮フローラを整えるカクテル成分を開発し、新製品への投入が決まるなど、商品開発力強化につながった。創薬研究では、田辺三菱製薬(株)との抗体医薬に関する独占的ライセンス契約締結をきっかけに、抗体作製技術への評価が高まった。
通期業績予想については、事業環境が好調を維持し、業績進捗ペースが予想を上回る可能性があるとしたが、現時点では修正を据え置いた。ただ、コロナ禍の影響による広告単価の動向などを見極めた上、さらなる上振れの可能性を精査するとしている。
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