2021.04.22 通販支援
2分で発注も…ワークマン、全店舗にAI需要予測型自動発注システム導入
作業服とアウトドアウェアの小売店を全国展開する(株)ワークマンはこのほど、(株)日立製作所との協創を通じ、先進のデジタル技術で約10万品目の発注業務を自動化する新システムを2店舗に先行導入し、稼働を開始した。課題の1つだった発注時間に費やす時間は、従来の1日あたり約30分が約2分に短縮できるという。
商品の売れ行きに応じてタイムリーに発注商品を自動選択
新システムは、全国展開するスーパーマーケットなどへの導入実績がある日立の「Hitachi Digital Solution for Retail/AI需要予測型自動発注サービス」を活用。在庫回転率が低い品目に対応する「自動補充型」と、在庫回転率が高い品目に対応する「AI需要予測型」のアルゴリズムを併せ持つ強化学習型機能を搭載。商品の売れ行きに応じて最適なアルゴリズムをタイムリーに自動で選択し、切り替える。
アウトドアウェアや女性向け商品など新たなコンセプトを打ち出して事業を拡大しているワークマンは、取扱商品が約10万品目に及び、1店舗あたり約1万3000品目を有している。
従来、同社ではこれらの発注業務に時間を費やすとともに、適切な在庫の確保やタイムリーな商品入れ替えに課題を持っていた。
ワークマンのニーズに合った自動発注システムを開発
こうしたことから、ワークマンと日立は、2020年からデジタル技術を活用した発注・在庫管理業務の自動化に向けた協創を開始し、ワークマンのニーズに合わせた自動発注システムの開発にあたってきた。ワークマンの3店舗、31品目を対象にシステムのシミュレーションを行ったところ、現状の店舗棚割に即した平均在庫量を維持しながら、こまめな補充による欠品抑制が実現。発注作業の大幅短縮も確認できた。
ワークマンはこれにより、各店舗で1日あたり約30分を要していた発注業務を約2分に短縮することができ、働き方改革と欠品の抑制、在庫の適正化を実現し、より魅力的な店舗づくりに注力することが可能となる。同社と日立は今後、全国の「ワークマン」「WORKMAN Plus」「#ワークマン女子」を合わせた約900店舗に順次、展開する予定でいる。
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