2021.03.29 通販支援
DNP、「バーチャル書店」事業開始…ジュンク堂池袋店をバーチャル化
大日本印刷(株)=DNP=はこのほど、本というコンテンツと書店というメディアの新たな価値を提供する「バーチャル書店」の事業化に取り組むと発表した。DNPグループのジュンク堂書店池袋本店を「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」として、バーチャル空間「池袋ミラーワールド」に構築。リアルとバーチャルを融合した「未来の読書体験」の実現をめざす。
「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」内観イメージ
「池袋ミラーワールド」はバーチャルとリアルを融合したコミュニティー
「池袋ミラーワールド」は、27日にオープンしたばかりの地域活性化をめざすプロジェクトだ。コロナ禍をきっかけに、運営主体となる(株)テレビ東京と、DNPを含む企業10社が結集。池袋の街の文化的アセットの強みを生かし、バーチャルとリアルの相互に新たな文化圏と経済圏をつくるコミュニティーづくりを見据えている。
DNPは、その中に「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」を開店する。本を基軸としたイベントやサロンなどの新しいコミュニティモデルの開発をはじめ、リアルとバーチャルを連動させた広告・プロモーション事業の開発、ハイブリッド型総合書店」「honto」やジュンク堂書店池袋本店との連動による書籍拡販モデルの開発などを手がける。
「バーチャル空間」で読書以外のコンテンツも体験可能に
DNPは、書店を「本をきっかけにした『知』や、『人』と出会えるコミュニケーションメディア」と捉え、バーチャル空間でもコンテンツとメディアの新たな体験価値を提供。生活者は、「バーチャル書店」に自宅などからWEBでアクセスし、アバターを通じてバーチャル空間につくられたフロアやイベントコーナーなどを巡ることで、多様な体験に出会うことができる。
同時に、「読書」以外の形でも体験できるコンテンツとしても。キュレーターによる本の魅力の解説、動画や音声の活用、オンラインサロンの開催といった手法で本の新しい楽しみ方の提供をめざす。また、書店員や著名人などが独自のテーマでおすすめの書籍を紹介する「ブックツリー」や「AI書店員」など、ビジュアル化された検索機能やレコメンド機能を通じて、偶発的なコンテンツとの出会いが楽しめる機能を開発する予定でいる。
同じコンテンツに興味関心を持つ人同士がつながる場を提供。共感度の高いコミュニティー形成にもつなげ、「バーチャル書店」をバーチャルな都市空間での開かれたメディアとし、地域の魅力を発信する拠点をめざす。DNPは併せて、バーチャル空間に陳列する書籍などから、紙とデジタルの両方に対応する「honto」や、丸善ジュンク堂書店のリアル店舗への誘導を図り、各書店の販促にもつなげたい考えだ。
■『池袋ミラーワールド』
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