2021.03.11 通販支援
無人物流インフラ構築へ…Yper、自動配送ロボット活用のAMR事業開始
再配達を無くす置き配バッグ「OKIPPA」を提供するYper(株)は10日、新しくAMR(自動配送ロボット)分野での事業を開始すると発表した。AMRを既存システムと融合させ、ロボットによる宅配物の配送や集荷ができる「無人の物流インフラ」をめざす。これまでにOKIPPA事業で培った経験をフル活用して構築するという。
「ひろしまサンドボックス」で実証実験へ
AMR事業の第一弾として、広島県のAI/IoT実証プラットフォームの事業構想「ひろしまサンドボックス」のアクセラレーションプログラム「D-EGGS PROJECT」で提案した「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」のプロジェクトを計画。10日に2次審査のパブリック評価が開始されたという。D-EGGS PROJECTで採択されたアイディアは、4月下旬~10月中旬に実証実験が行われる予定だ。
「ひろしまサンドボックス」は、広島県がDX推進の一環で取り組むオープンな実証実験の場。最新のデジタル技術を活用して、さまざまな地域課題の解決を図る。 「D-EGGS PROJECT」は、「ひろしまサンドボックス」の一環として、ニューノーマル時代の課題をデジタル技術を通じて解決するアイディアを募り、その実現に向けて実証実験を行うプログラムだ。
中山間地域では物流効率が悪化、将来の物流インフラ維持が困難に
同社によると、中山間地域では過疎化の進行に伴って物流を担う労働人口が減少。住宅が点在することで物流効率も悪化しており、近い将来、現状の物流インフラの維持が困難になることが懸念されている。同時に、高齢者の生活における移動の不便さや若年層の都市部への流出などで、過疎化・高齢化にも拍車がかかると予測されている。
AMRによる取り組みでは、自動化された新しい物流網を中山間地域に整備し、宅配物だけでなく、将来的には生鮮食品など、さまざまなモノの往来を低コストで人手をかけず、非対面で行うこともめざしている。
Yperは今後、ラストマイル配送の自動化を可能にするAMRによる屋内外の物流インフラの効率化に挑戦。再配達削減とは別のアプローチで、物流ラストマイルにおける労働力・物流効率・労働環境・生産性などの社会課題の解決に取り組んでいく考えだ。
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