(株)グッドイートカンパニーは21日、新しい食の体験価値を提供するエモーション・コマース『GOOD EAT CLUB』のβ版サービスを開始した。日本中の愛すべき食を自分の体験やストーリーとともに紹介する「Tabebito(食べ人)」による商品特集記事をもとに、全国の逸品を購入できる。2025年には1億人が利用する食のエコシステムの構築をめざすという。
オン・オフの融合を目的にカフェ・カンパニーとドコモなど3社が業務提携
同社は、オンラインとオフラインを融合させた食の新しい体験価値創造を目的に、外食産業に知見を持つカフェ・カンパニー(株)が設立。これに、「食のDX推進が今こそ必要」と(株)NTTドコモが賛同して3社で資本業務提携を締結。今回が協業第1弾の取り組みとなる。
『GOOD EAT CLUB』は、日本各地にある名店の味を再現した商品を購入できるほか、飲食店や生産者などの食業界従事者や、全国にいる食の嗜好が似ている人々とのつながりを創出できるなど、これまでの単なる売買のためのマーケットと一線を画し、国内初のオンラインとオフラインが融合した「食のマーケット&ファンクラブ」を志向している。
食の美味しさだけでなく楽しさや嬉しさなどの感情を価値化
食の美味しさだけではなく、楽しさや嬉しさ、未来へつないでいきたい味への応援などの感情を価値化するのがエモーション・コマースだ。この春に予定している本格ローンチからは、「食に対する偏愛」などを語りあえるファンコミュニティ機能の「CLUB」や、お気に入りの店舗や生産者を応援する機能など、さまざまなコミュニケーション機能の拡充を進めるという。
また、『GOOD EAT CLUB』で取り扱う商品やコミュニティを、リアルの場で体験できる店舗展開や、カフェ・カンパニーが運営するWIRED CAFEや伊右衛門カフェなどの直営店でのメニュー提供なども予定している。
お笑い芸人の又吉直樹さんらもフードセレクターとして登場
『GOOD EAT CLUB』内では、日本中で食を探求しているTabebitoが食をセレクトし、そのこだわりとともにお店や商品を特集記事とともに紹介。ユーザーは、その思いとともにに商品を購入し、語り、お店を応援することができる。
Tabebitoは、自分の体験やストーリーを偏愛とともに紹介するフードセレクターだ。お笑い芸人の又吉直樹さん、「OAD」世界のトップレストランのNo.1レビュアー・浜田岳文さん、ワイン漫画「神の雫」の原作者・亜樹直さん、4万5000個以上ものアイスを食べ歩いてきたアイス評論家のシズリーナ荒井さん、酒と酒場をこよなく愛するフードエディター&ライターのヘベレケ・カオリンさんなど、レアな専門性を兼ねそろえている人たち選出。スタート時点では計10人が名を連ね、40の特集記事と全81商品を紹介、販売していく。
グッドイートカンパニーは、コロナ禍で拡大した食のオンライン需要に応え、苦境に立たされている外食産業のDXによるビジネスモデルの拡大を見据えている。今後とも、食産業全体にテクノロジーとクリエイティブを活用し、食のプレイヤーを組み合わせるオーケストレーターとして、日本から食のイノベーションを起こしていく考えを明らかにしている。
■『GOOD EAT CLUB』
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。