MMD研究所が14日発表した「コロナ禍での総合ECサイトに関する調査」によると、総合ECサイト利用は「Amazon」、うちメイン利用は「楽天市場」が、それぞれトップ。21%がコロナ禍で利用頻度が増えたと答えていた。
総合EC利用の1位は69.7%でAmazon・2位は68.7%で楽天市場
調査は10月31日~11月2日。予備調査では全国の15~69歳男女1万人、本調査ではAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのメイン利用者900人を対象に聴取した。
新型コロナウイルスの流行期を含め、総合ECサイトの利用トップは69.7%で「Amazon」、僅差で「楽天市場(68.7%)」が「続いた。また、メインで利用しているのは「楽天市場」が41.4%でトップとなり、「Amazon」が38.1%と続いていた。
全世代の女性で総合ECサイトの利用者が拡大
総合ECサイト利用者のうち、「コロナ禍」によるきっかけを聞いた質問では、「4月以降、利用頻度が増えた」利用者は21.3%に上り、さらに「4月以降、利用を開始した」利用者は4.8%となった。利用頻度が増えたのは10代、60代の男性と女性の全世代。
男性60代は3月以前に比べて「月1回」から、8~10月は「月2~3回」に増加。女性は3月以前に比べ、「2か月に1回未満」から、8~10月で「月1回」「月2~3回」に増えていた。
総合ECサイト利用の理由はECモールで異なる結果に
コロナ禍の影響で総合ECサイトを利用開始した理由としては、AmazonとYahoo!ショッピングは「品揃えが豊富」(36.3%、29.7%)、楽天市場は「ポイントが貯まりやすい」(40.1%)が、それぞれ1位だった。利用頻度が増えた理由もほぼ同様の理由で、Amazonは「品揃えが豊富」(45.4%)、楽天市場とYahoo!ショッピングは「ポイントが貯まりやすい」(56.3%、48.4%)が1位をなった。
メイン利用の総合ECサイトで最も「関連サービス」を利用しているのは、楽天市場で93.6%、Yahoo!ショッピングは93.0%、Amazonは75.3%。楽天市場利用者は「楽天ポイント(74.0%)」、Yahoo!ショッピング利用者は「Tポイント(77.4%)」 Amazon利用者は「Amazonギフト券(60.2%)」だった。
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