ヤーマン(株)がこのほど発表した2021年4月期第2四半期(20年5~10月)連結決算は、売上高が前年同期比62.6%増の187億2700万円、営業利益が同133.9%増の40億2600万円、純利益が同147.2%増の23億5400万円となった。
製品ラインアップが消費者のニーズにマッチ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ECを中心とした通信販売が売上を増加させるなど、消費行動に変化が起きている。在宅時間が長くなり、美容健康機器というカテゴリが好調となる中、同社の製品ラインアップが消費者のニーズにマッチしたことや、取り組んできた販売チャネルの多角化が奏功してリスク分散が図られたこと、特別給付金効果による需要捕捉に成功したことなどから、直販部門・海外部門を中心に大きく売上を伸ばした。
通販部門は、売上高が27億3300万円(前年同期比11.4%増)、セグメント利益は11億9000万円(同19.3%増)と堅調な売上となり、増収増益で着地した。テレビによる通販業者を経由した個人顧客への販売、カタログ通販会社向けの販売、インターネット専売業者向けの販売のうち、特に地上波テレビ通販が好調だった。
直販部門の売上が約2倍に成長
店販部門の売上高は34億9700万円(前年同期比14.0%減)、セグメント利益は10億1700万円(同30.9%減)と、減収減益となった。世界的な渡航制限によって訪日客が大幅に減少したことや、店舗の休業・営業 時間短縮などの影響が大きく、レイボーテシリーズの好調により盛り返したが、カバーできなかった。
直販部門では、売上高が66億5700万円(前年同期比194.7%増)、セグメント利益が30億1100万円(同223.1%増)と、前年同期を大きく上回った。テレビショッピングで用いるインフォマーシャルや雑誌、新聞、Webなどによる個人顧客への販売の中で、巣ごもり消費の好調により、直販サイトを中心としたECによる販売が売上を大きく伸ばした。
海外部門は、売上高が54億9100万円(前年同期比143.1%増)、セグメント利益が20億7800万円(同202.4%増)と、前年同を大きく上回った。日本と同様に、中国国内でのT-mallやJD.comなど、ECによる通信販売が好調だった。
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