2020.09.08 事件・トラブル
アマガサがクルーズと子会社2社を提訴、相互の見解に相違…反訴も
靴の製造販売を手がけるアマガサはこのほど、クルーズ(株)と同社の子会社2社に対し、約9400万円の損害賠償請求の訴えを東京地裁に起こしたことを明らかにした。物流代行業務の契約をめぐる問題だが、被告となった側は直ちに反訴の手続きを行う姿勢も示しており、見解は大きく食い違っている。
アマガサ、「CROOZ EC Partnersが出荷拒否」と主張
訴えられたのは、クルーズとCROOZ EC Partners(株)、CROOZ SHOPLIST(株)の「クルーズグループ」。アマガサによると、CROOZ EC Partnersがアマガサの委託に基づき、相模原SHOPLIST物流センターで保管・管理している商品について、6月下旬以降、出荷を拒否するなどの行為を受け、春夏物商品の販売ができなかったとしている。
訴訟に先立ってアマガサは、同物流センターで出荷を拒否されていた5万足を超える商品の即時引渡しを求め、8月4日に東京地裁に動産引渡仮処分命令の申し立てをした。その後、和解が成立し、同26日までに全品引渡しを受けた。しかし、春夏物については出荷時期を逸したとし、その逸失利益についての損害賠償となった。
クルーズ「出荷を拒否した事実はない」、反訴の準備へ
これに対してクルーズは、即座に反論。CROOZ EC Partnersが出荷を拒否した事実はないとした。CROOZ EC Partnersはアマガサから荷役、荷受などの物流サービス業務を請け負っていたが、アマガサの都合により全機材、全商品を他社に移管したいとの申し出があった。契約では、一方的な申し出は契約違反となり得ることから、正常な取引の継続を申し入れたが、アマガサは話し合いに応じなかった。
最終的には全機材、全商品を強行に移管させる仮処分の訴訟手続をとるに至り、この結果、CROOZ EC Partnersはアマガサの契約違反と過去の通常取引に基づく未回収金額として計約4億5000万円の請求をすでに行っており、訴訟提起の準備中だとしている。
クルーズ、名誉棄損・業務妨害・不当訴訟などの理由で損害賠償訴訟も
また、訴訟をCROOZ EC Partnersだけでなく、クルーズとCROOZ SHOPLISTにも提起していることについて、アマガサとは何ら契約や取引を行っておらず、全く無関係だとした。こうした2社に対して訴訟を提起するアマガサに対して、名誉毀損、業務妨害、または不当訴訟などを理由とした損害賠償請求訴訟の提起も視野に入れているとした。
クルーズ側の反論を受け、アマガサは、契約違反などを理由とする計約4億5000万円の未回収金は一切発生していない、としている。さらにCROOZ EC Partnersからの請求に対して契約違反などの事実はなく、請求に応じることはできないとした。同社にはCROOZ EC Partnersに対して、将来にわたり継続して商品の保管などを委託する契約上の義務はないとし、そもそも契約違反はないと主張している。
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