2020.07.03 通販会社
コロナ禍で苦境の和牛を救済、JAがECサイト 『日本の和牛』オープン
JA全農が運営する産地直送ショッピングモール「JAタウン」が、特設サイト『日本の和牛』を1日に開設した。同サイトでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売が滞っている和牛肉を扱い、産地で厳選したセットを3つのコースで特別価格・送料無料で購入できるようにした。家庭で楽しんでもらいながら、和牛生産者を応援するキャンペーンサイトだ。
農水省の緊急対策事業を利用
特設サイトは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、在庫の滞留や売上の減少などが顕著な食材の販売を支援するため、対象品目の送料を補助する国の事業(農林水産省による2020年度国産農林水産物等販売促進緊急対策事業の品目横断的販売促進緊急対策事業におけるインターネット販売推進事業)を活用した取り組みだ。
JA全農によると、年間15万トンほど生産される和牛肉の大半は、焼肉などの外食で消費されている。また、近年のインバウンド需要の拡大や、輸出用の増加(19年度は4339トンと前年比122%)が、和牛生産者の経営を支えてきた。
和牛肉はコロナ禍で30%減、和牛救済で支援サイトを企画
しかし、この状況はコロナ禍で一変。緊急事態宣言による外食の営業自粛やインバウンドの減少などにより、和牛肉の消費は大きく減少し、卸売価格も前年同月比30%減(東京市場4月の相場)と壊滅的な打撃に見舞われている。
緊急事態宣言は解除されたが、いまだに感染者は増え続け、外食を控える傾向は続いている。海外からの旅行者も戻っていない。このままでは、日本で生まれ世界に誇る「日本の宝」ともいえる食材の「和牛」が失われることにもなりかねない。JA全農は「おいしく食べてもらうこと、それが和牛生産者の喜びとなり、日本の和牛を維持していく原動力になる」と、今回のキャンペーン『日本の和牛』を企画した。
『日本の和牛』キャンペーンでは、多くの消費者に選んでもらいやすいように、多様な産地で厳選したセットを『松コース7000円』『竹コース5000円』『梅コース3500円』の3つのコースで用意している。価格はすべて税込み。送料は無料。
■JAタウン特設ページ『日本の和牛』
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