2019.09.10 通販系書籍
僕らはSNSでモノを買う
- 出版日:2019年08月29日
- 定価:1,500円+税
- 著者:飯髙 悠太
- サイズ:ソフトカバー
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
書評
「僕らはSNSでモノを買う」 飯高悠太
フェイスブックやツイッター、インスタグラムを観て 影響を受け物を購入した経験がある人は多いはずだ。 尊敬している人がフェイスブックなどでお勧めしている本などは レビューなども確認せずにすぐに購入する事も多いと聞く。 女性はインスタなどに影響されやすい。などの話も頻繁に耳にする。 では本当に上手にSNSを使いこなし、売り上げに結びつけている企業がいくつあるだろうか? ほとんどの企業は売り上げを上げたいがSNS運用をうまく売り上げに結びつけていないのではないだろうか。 本書は「どのような情報発信が購買につながるのか?」を教えてくれる。 著者はオウンドメディアを短期間で成長させ、SNSマーケティングのコンサルタントであり 「誰でもやり方次第で効果的なマーケティングができる時代」 「本当にいい商品やサービスが評価され、購買される時代」 と説いている。 本書では ・UGC ・ULSSAS ・スモール・ストロング・タイ というSNS時代の概念を解説しているが、この概念を理解することが非常に大切だ。 商品、サービスによってどのような情報発信が良いのか。 SNSは何を使えばよいかもメディア別に解説されている。 オウンドメディアの位置づけや、SNS運用におけるKPI設定なども 何が正しいのかを解説してくれていて、非常にわかりやすい。 結局ユーザーが情報をどう受け取り、そこからどのように行動するかのメカニズムを理解し、 企業としてどのように情報発信をすればいいかを考えないでSNSの運用をしても空振りに終わる。 実際にSNSを運用しても、購買に結びつかないで、運用をしていない企業も多いと思う。 そういった企業こそ、本書を読みなおし、どのような情報発信をすればいいかを 今一度吟味し、その情報を誰につ届けるかを考え続け、トライアンドエラーを繰り返すべきである。 まだSNSでの売り上げ向上を、計画通りに実現できている企業が数多くあるわけではないので ここにチャンスがあると思えば是非この本を手に取ってほしい。 企業のソーシャルメディア担当者は迷わず読むべき一冊である。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【2024年最新版!】ECモールセール予測カレンダー
-
2
【完全解説】共通項から読み解く、売れるECと売れないECの決定的な違い
-
3
【通販消費者調査】消費者の65%「ヤマトに届けて貰いたい」…佐川も好スコア?
-
4
EC利用に関する 口コミ・レビュー実態調査
-
5
転売対策-虎の巻-【6社の対策事例あり!】
ニュースランキング
-
1
良品計画、ふるさと納税専用サイトを開設…「諸国良品」のアイテム中心にスタート
-
2
安心して利用するための「メタバースの原則」を策定…総務省の研究会が報告書(案)
-
3
楽天グループ、ポイントに利息が自動で付く新機能を本格提供
-
4
キリンHD、ファンケルへのTOBが成立…完全子会社化を予定
-
5
JR貨物、全列車が運転再開…物流各社では引き続き遅延発生