2018.10.23 マーケティング
「スマホのみでネット利用」派が全年代で増加、有料動画もスマホで
ニールセンデジタル(株)が19日発表した消費者のマルチスクリーン利用状況についての分析結果によると、動画サービスをスマートフォンで視聴する人の割合は、「定額制有料動画」で48%にのぼることが分かった。
全年代で「スマホのみでネット」派が増加、スマホ利用率は57%に
まず、インターネットの利用デバイスのうち、スマートフォンの利用率は17年の53%に比べて57%に微増。スマートフォンのみでインターネットを利用する人が全年代で増加し、特に30代では174万人増加した。
また動画サービスでは、スマートフォンで視聴する人が最も多く、「無料動画」では65%、「定額制有料動画」が48%。また、スマートフォンとTVを接続したデバイスからの利用は、17年の35%から40%に増加している一方で、パソコンとタブレットからの利用が4%減少している。
「定額制有料動画」視聴者はスマートスピーカーの利用率が高い傾向に
スマートスピーカーの利用率については、インターネット利用者全体のうち10%に留まっていることが判明。性別の利用率は男性の方が高く、年代別では若年層で利用率が高い傾向がみられた。特に男性15~29歳の利用率が最も高く、15%が利用している。また、スマートスピーカーの利用率を各動画サービス利用者で比較すると、「定額制有料動画」視聴者は19%で、「無料動画」視聴者の11%に対して8ポイント高かった。
これらの結果について、同社シニアアナリストの高木史朗氏は、「スマートフォン利用者が増加する中、特にインターネットをスマートフォンのみで利用している人が大きく増加していたのが今年の特徴。中でも『定額制有料動画』サービスで、スマートフォンから視聴するという人が増加していたという点に注目したい。『定額制有料動画』サービス提供会社は、デバイスの利用状況の変化に合わせてユーザーにとって使いやすい体制を整えていくことが重要だ」と指摘。
さらに「スマートスピーカーが『定額制有料動画』利用者と相性が良いという点も興味深い。TVに接続したデバイスと連携させて、スマートスピーカーに『○○な映画が見たい』と話しかけ、その時の気分に合った映画などをスピーカーが紹介してくれたりするようになれば、有料動画サービスの利用頻度が増加する可能性もある」と分析した。
同調査は、スマートフォン、パソコン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の15歳(高校生)以上の男女2927人を対象に実施したもので、調査期間は18年9月7日~10日。
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