（株）ユーザーローカルは２５日、ＡＩを活用したサポートチャットボットによる自動応答システムを、アスクル（株）グループの（株）エコ配に提供したと発表した。「エコ配」は、同システムをチャットボット「エコ配ちゃん」として運営。２４時間いつでも質問できる窓口を設置し、問い合わせ対応業務の自動化によるコールセンターの負荷軽減を試みる。

「エコ配」ちゃんがサービス内容や使い方などの問い合わせに対応

　サポートチャットボット「エコ配ちゃん」は、６０億件を超えるＳＮＳ上の会話データの分析に基づいた自然言語処理技術と、テキスト解析の精度向上に特化した独自開発のＡＩを活用。自転車を使った宅配便「エコ配」のサービス内容や、シール式伝票を印刷するサービス「エコプラス」の使い方などについてＱ＆Ａを表示するほか、「配達できる大きさの上限は？」「集荷を依頼できる時間帯は？」といった会話形式の質問に答える。

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質問数の急増でチャットボット導入、オペレーターの負荷軽減・人手不足への対応へ

　エコ配では、サービス利用者の増加に伴って、利用者からコールセンターに寄せられる質問も増加している。そこでオペレーターへの負荷の軽減や将来的な人手不足に対応するため、今回サポートチャットボットを導入。営業時間外でも利用者からの定型的な問い合わせに自動で回答することで、利用者の利便性向上を図る。

　ユーザーローカルは、早稲田大学の研究をもとに生まれた、人工知能・ビッグデータ分析に特化した技術ベンチャー企業。主な業務として、Ｗｅｂ解析・ＳＮＳ分析をはじめ、マーケティング担当者やデザイナー向けの解析ツールの開発、サポート業務用チャットボットの構築・運用などを行っている。同社のサポートチャットボットは大手企業をはじめ、地方自治体などにも導入されている。

■エコ配

■ユーザーローカル「サポートチャットボット」