2016.03.11 調査・統計
15年フィンテック市場は33億円、ベンチャーイベントが活況
(株)矢野経済研究所が10日発表した「国内FinTech(フィンテック)市場に関する調査結果2015」によると、2015年度の国内FinTech市場規模は33億9400万円の見込となった。
同調査は、国内のFinTechベンチャー企業、金融機関、SIerを対象に、2015年7月~2016年1月に実施。調査方法は、同社専門研究員による直接面談、電話・メールによるヒアリング、文献調査併用。
2015年度の国内FinTech市場規模(FinTech系ベンチャー企業売上高ベース)は、33億9400万円の見込み。3メガバンクグループや大手SIerによるベンチャー企業向けイベントが多く開催され活況を呈したほか、ベンチャー企業と大手企業との協業事例など、市場は盛り上がりを見せている。
領域別にみると、特に「クラウド型会計ソフト」と「ソーシャルレンディング(融資)」が市場を牽引。従来のインストール型の会計ソフト導入企業のうち、中小企業を中心にクラウド化が進んだ。また、ソーシャルレンディングは2020年の東京オリンピックに向けて不動産市場が活況なことから、銀行融資が難しい不動産開発段階から携わることができるため、伸びが期待できるとした。
2020年度のFinTech市場は、ブロックチェーンの急速な拡大や、官民による支援体制の整備などを背景に、567億8700万円に急拡大すると予測した。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【2024年最新版!】ECモールセール予測カレンダー
-
2
【完全解説】共通項から読み解く、売れるECと売れないECの決定的な違い
-
3
【通販消費者調査】消費者の65%「ヤマトに届けて貰いたい」…佐川も好スコア?
-
4
EC利用に関する 口コミ・レビュー実態調査
-
5
転売対策-虎の巻-【6社の対策事例あり!】
ニュースランキング
-
1
紅麹問題でサプリメント市場が前年同期比18%減に
-
2
オンラインカジノへの参加は違法…東京都が注意喚起
-
3
特商法の執行 2023年度に通販分野の注意喚起が約1600件
-
4
サイバーエージェント2Q インターネット広告事業の売上高が過去最高を更新
-
5
機能性表示食品検討会 業界団体・消費者団体からヒアリング…被害情報の報告義務化やGMPによる品質管理など要望