ジーエフケーマーケティングサービスジャパン（株）（ＧｆＫ）が２４日発表した店頭での携帯電話使用に関する調査によると、店頭で携帯電話からインターネットにアクセスし価格比較をしている割合は、世界で４割、日本で３割、日本の２０代は４割となった。

　同調査は世界２３カ国の１５歳以上の携帯電話使用者約２万５０００人を対象にしたネット・対面調査。

　店頭での携帯電話の使用について、世界２３カ国では、「価格比較」と「友人や家族にアドバイスを貰う」の割合がそれぞれ４０％と最も高く、次いで「検討中の商品写真を撮る」が３６％だった。日本では「価格比較」がトップの２９％で、「商品情報取得のためにバーコードやＱＲコードをスキャンする」が１８％だった。「検討中の商品写真を撮る」は１７％、「友人や家族にアドバイスを貰う」は１６％で、各設問で日本は世界の数値を下回り、世界の状況と比較すると店頭での携帯電話使用に消極的だった。

　価格比較する割合を年代別でみると、世界では２０代がトップで４９％を占めた。日本でも２０代がトップの４０％、３０代は３６%、１５－１９歳は３２％となった。５０代と６０代以上は１５％以下にとどまった。また、男性の方が女性より価格比較をする割合が高かった。「価格比較」の割合を国別にみると、韓国で５９％、中国で５４％、トルコで５３％となった。

　◆調査国：アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、イギリス、ウクライナ、アメリカ合衆国。