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通販通信ECMOニュース・記事コラム【通販フルフィル-第3回-】通販フルフィル、業務フロー徹底解剖応用編!

2013.07.02 コラム

【通販フルフィル-第3回-】通販フルフィル、業務フロー徹底解剖応用編!

第3回目のお題は「通販フルフィル、業務フロー徹底解剖応用編!」です。今回は「物流業務」に関してご説明いたします。実務的なフローでは分かり辛いため、マクロレベルでのご説明をいたします。

入庫のフローに関しては、商品の着荷後に検品を行い、パレットや保管棚にて商品を保管します。出庫に関しては受注のデータをクライアントから受け取ると商品のピッキングを行い、検品を行います。検品が完了すると運送会社へ荷物を引き渡します。勿論商材によっては流通加工が必要なものもあるため、工程がいくつか追加になる場合もあります。 また、マクロレベルに付随するマイクロレベルの作業では、受注データの受け取り一つに関しても一般的に次の4通りがあります。

ⅰ)クライアントの基幹システムを物流倉庫に持ち込み、物流会社側で基幹システムを使用して帳票発行をおこなう。

ⅱ)メールで発送(出荷)データを送信してもらう。(エクセルやCSV形式)

ⅲ)クライアントにWMSを提供して、そこにデータをインポートしていただく。

ⅳ)サーバー同士を繋ぎ込んで、自動連携をおこなう。(バッチ処理・API処理など)

物流の委託をする際、商品が手元に無いためリアルタイムで在庫管理が出来る環境が必要です。現在多くの会社が自社開発やASPタイプのWMS(倉庫管理システム)というものを使用し、在庫の管理は勿論、入庫や出庫に関するデータ、クライアントから提供される受注のデータを管理しています。また、データの管理のみならず、検品などをデジタル化するのも一般的になりました。単純なフロー図に基づいた作業のはずなのに、なぜ会社によって業務のクオリティーが全く違うのか疑問に思う方もいると思います。 アナログの管理に比べれば、WMSの利用やデジタル検品を採用する事で管理の精度は飛躍的に高まります。しかし、どんなに良いシステムを取り入れても、結局操作する人間が正しく扱わなければシステムも無いに等しく、正しい操作知識を持った人間が正しく使用してこそ本来のデジタル管理の意味を成します。 例えば、入庫の作業一つに関しても、どういう風にすれば最小限のミスで遂行できるか、 また、作業をする際の物の置き位置は最適であるか。など、要素動作一つに関しても突き詰めれば作業効率は上がり、生産性のアップ、ミスの軽減につながります。 サービスレベルの高い物流会社は、細かい箇所まで目配り、気配りが出来るものです。またB2C物流に関する知識とITを組み合わせることでより精度の高いサービス提供が可能となります。 通常庫内の業務は全て人間が行うものであるため、作業のクオリティーを高めるに当たり人件費も比例して上昇します。そのため、最安値で高品質のサービスを提供するということは物流会社にとって非常に困難を極めます。また、クライアントにとっても物流会社の選定する際に、何を評価基準にすれば良いサービスを選ぶことが出来るのか難しい部分でもあります。サービスを見分けるには物流倉庫の見学をお勧めします。また、物流の現場を見学に行く際に次のポイントに注目してください。 ・クライアントの荷物の保管状況は勿論、庫内の作業者用の道具、作業台の上、資材、その他備品などの庫内の整理整頓が行き届いているか。またそれらが整然と格納されているか。 ・注意喚起などを促す掲示物が多数存在するか。 ・庫内のスタッフは機敏に行動し、挨拶ができ、他のクライアントの荷物を丁寧に扱っているか。 ・手作りの作業備品・設備などがあるか。 ざっと上記のポイントを見るだけでも物流会社のサービスの程度を予想することが出来ます。それがなぜ重要かというと、物流という業務が「やって当たり前」だからです。「やって当たり前」という減点方式の業界では当たり前のことが当たり前に出来て当然です。それが出来ない会社はサービスのクオリティーも比較的低い傾向にあります。また、当たり前のことを実際に徹底してやっている会社が少ないというのも現状です。 庫内の整理整頓が出来れば、見た目は勿論、作業中のミス発生率も低下し生産性も向上します。「掲示物を貼る」という行為だけでもどれ位業務に関して意識が向いているか、作業時にどのような問題点がありそれに対してどういう注意喚起が必要か、という事に対し会社が気づいているかが伺えます。スタッフの庫内での作業風景に関しても、作業に対する効率性があるか若しくは、見学にお越しになられたお客様に対してマイナスなイメージを植えつけるものなのか、という部分で会社の社風、提供されるであろうサービスの内容が容易に想像できます。 作業設備についても市販されている物ではなく、自作の設備を作れる会社は自社内において生産性を上げる活動をしているのか否かが一目瞭然です。例えば、市販の作業台などは無駄な部分や必要ないものも必然的についてきます。しかし、自社で作成した作業台だと、一定の作業をするのに最低限必要で一番効率的に作業を遂行できるようにカスタマイズが可能です。 入庫・出庫共に単純な作業フローから成り立つものですが、単純だから一番難しく、どの工程もマクロ・マイクロレベルにてどれだけ真剣に取り組むかによってサービスのクオリティーに雲泥の差が生じるのです。

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