2024.10.17 行政情報
食物アレルギー表示義務品目に「カシューナッツ」追加へ…公定検査法の開発も進展中
消費者庁は10月17日、2024年度の食物アレルギーによる健康被害実態調査の結果を公表し、食物アレルギー表示制度の表示義務品目(特定原材料)に「カシューナッツ」を追加する方針を示した。
記者会見する消費者庁の新井ゆたか長官(10月17日午後)
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即時型症例数279件、ショック症例数37件
実態調査は3年に1度の頻度で実施。「カシューナッツ」の即時型症例数は2012年度に18件、品目別の順位は14位、全体に占める割合は0.6%だったが、調査を実施するたびに上昇し、今回はそれぞれ279件、7位、4.6%となった。
ショック症例数も2012年度には5件だったが、今回の調査では37件に増加した。この背景として、「消費量が増えたこと」(新井長官)を挙げている。
「カシューナッツ」については健康被害の増加を受けて、2013年9月に表示推奨品目(特定原材料に準ずるもの)に追加。その後も健康被害が増加傾向を示したことを踏まえ、表示義務品目に移行させる方向で検討に入る。
今年度内に専門家会議を開催
実態調査の結果を受けて、消費者庁は今年度内に「食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議」を開催し、専門家から意見を聞く。その後、パブリックコメントの募集を経て、消費者委員会食品表示部会への諮問手続きに入る予定だ。
公定検査法については2023年度から開発に着手し、「相当程度、熟度を増していると報告を受けている」(新井長官)と説明した。担当課によると、2025年度中をめどに公定検査法を確立させて、義務化する方向という。
(木村 祐作)
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