2024.07.22 行政情報
「炭酸飲料」の個別表示ルールを廃止へ…「マーガリン類」「みそ」は現状維持の方向
一般消費者にわかりにくい食品表示ルールを改善するため、消費者庁の食品表示懇談会「個別品目ごとの表示ルール見直し分科会」は7月22日、「マーガリン類」「みそ」「炭酸飲料」の個別表示ルールの在り方について議論した。マーガリン類とみそは現行の個別表示ルールを原則維持し、炭酸飲料は廃止する方向でまとまった。
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マーガリン類はJAS規格との整合性を重視
マーガリン類の個別表示ルールについては、日本マーガリン工業会とマーガリン公正取引協議会からヒアリングした。2団体の関係者は、油脂含有率80%を境に「マーガリン」と「ファットスプレッド」に分類している定義や名称などについて、現行の個別表示ルールの維持を要望。昨年のJAS規格の見直し方針と整合性を取ることが重要と主張した。
出席した委員からは、横断的ルールに合わせるという改正の趣旨を踏まえ、一部整理が必要とする意見も聞かれた。今回の議論では、現状維持を基本としつつ、栄養強化を目的とした添加物の規定を削除する方向となった。
みその業界団体、現状維持を要望
みその個別表示ルールについては、全国味噌工業協同組合連合会からヒアリング。同連合会の関係者は、従来の定義を修正・廃止すると、みそという食品があいまいになり、日本の伝統が消える恐れがあるとして、定義や名称は現行の個別表示ルールの維持を求めた。一方、原材料名については、重量順表示が一般消費者にとってわかりやすいと判断されれば、廃止もやむを得ないと説明した。
同分科会では、定義や名称のルールは現状を維持しつつ、「禁止表示事項については一部改正の方向で取りまとめたい」(座長)とした。
炭酸飲料については、全国清涼飲料連合会からヒアリング。同連合会は、横断的表示ルールだけでも現状と同じ表示が可能なことから、個別表示ルールの廃止を要望した。
ただし、印刷瓶の王冠へ表示する場合、糖類の表示方法については表示面積を考慮し、引き続き、短縮した表示方法を可能とするように求めた。
(木村 祐作)
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