2024.04.23 行政情報
AI利用に関する特許法上の保護 当面は現行の方針を維持…特許庁
特許庁は4月22日、「AIを利活用した創作の特許法上の保護の在り方に関する調査研究」の結果を公表した。現時点では、創作過程でのAI利活用の影響によって、特許法上の保護の在り方を変更する理由は見当たらないものの、AI技術の発展をにらみながら注視する必要があると報告している。
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AIの発展を注視する必要を指摘
調査研究では、AIを利活用した創作の特許法上の保護の在り方について、公開情報調査、国内外へのアンケート、ヒアリングを実施。これらの結果を踏まえ、有識者で構成する委員会で議論した。
検討の結果、創作過程でのAI利活用の拡大によって生じる特許審査の実務上の課題については、出願時の技術常識や研究開発のための通常の技術にAIが含まれることを考慮すれば、現行の考え方を維持することが適切とした。
一方、今後のAIの発展により、技術分野を超えて発明を組み合わせることが容易になるなど、進歩性の動機付けなど実務に影響を与える可能性があると指摘している。
現行の発明者要件の考え方で対応
AIによる自律的な発明の取り扱いに関する課題については、発明の創作に人の関与が一定程度必要であることから、具体化に関与した者を発明者とする現行の発明者要件の考え方で対応可能とする意見が多数を占めた。
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